ソコカラナニガミエル?

今さっき,久々に"BEST of KAT-TUN"を聴いてみました。ラストのリアフェのところで,いつの間にかライブのときの絵が思い浮かぶようになっていることに気づいて,自分でもびっくり。TVで見たパフォーマンスのほうが圧倒的に多いはずなのに。不思議なものですね。


Mステスーパーライブはその「リアフェ」と「僕らの街で」の2本立てだそうです。先週のMステ同様,歌う本人でもなんでもないのに緊張している私がいて,ちょっと困ってみたりしています。


これまで歌に関しては仁さんにおんぶに抱っこだったから,それぞれのメンバーがこれを機会にもっと頑張って..っていう意見がけっこうあるようですが,私はそうは思いません。私は,6人で歌っているときのKAT-TUNのバランスがとっても好きで,やっぱり今のKAT-TUNの歌声って聴いていてどうしてもいろいろ思っちゃうんです。あるべき声がないということ以上に,みんな個人で頑張りすぎな気がする。肩にものすごく力が入っているっていうか。
でも,KAT-TUNの良さって,いい意味で大舞台をナメてるところでしょ?自分達のファンばっかりってわけじゃないステージでも「お前ら,俺たちのこと知らないなんて,人生損してんだよ!」くらいの勢いで歌っちゃうところでしょ?ビジュアルではガンガンにアピールするくせに,歌声は妙にバランスとれてるところでしょ?
頑張りすぎるのは,らしくないと思うんだ。パワーダウンしたなんて誰も思ってないから,一人一人が孤独に頑張る必要はないと思うんだ。難しいことを考えなくてもいいと思うんだ。


まあ,バラードでそれをやれというのは逆に難しい注文なんだとは思うんですけど。


話は少し変わるんですが,もしパワーダウンしたんじゃないとすれば,私にとっての仁さんの不在って一体何なんだろうってここのところ考えていました。で,DBsのSHOWTIMEで仁さんが「早く戻ってこ〜い〜」って替え歌するところをふと思い出して,あぁこれかなって思って。


リアフェなんかを聴きながらいつも思ってたんですけど,亀ちゃんって歌いだしでちょっと迷子になりそうになることがあるように思うんです。音程がゆれたり,テンポがちょっと定まってなかったり。「なんか危なっかしいな〜」って思っていると,次の仁さんが自分の歌声を重ねることで,やや強引に引き戻すんですよね。イヤホンを押さえて,少し眉間にしわを寄せて,強めの声で歌うんです。仁亀はハモリのときに背中合わせで歌うことが多いので,視線を合わせたりすることはないんだけれど,仁さんが全身全霊で「亀,違う!こっちだ!早く戻って来〜い〜」って呼びかけているのが聴こえてきそうな気がする。そうすると,亀ちゃんが「おー,そうだった。ゴメン,ゴメン」みたいな感じで,すーっと落ち着くんです。あの戻り方というか落ち着き方も,これまた鮮やかなんですよね。さすが亀ちゃんって感じで。あの二人の絶妙なコンビネーション,すっごく好きなんだよな。


DBsのSHOWTIMEで仁さんが替え歌してたのって,実は仁亀のバランスそのものだったんだなぁって,気づきました。


二人一緒じゃないと見つからない。
ココカラミンナガミエルヨ。