「生きる」(谷川俊太郎)
NHK「課外授業ようこそ先輩」で装丁家の菊地信義さんが取り上げられていた。
谷川俊太郎さんの「生きる」という詩をテキストに,そこに自分にとっての「生きる」を一行付け加える,それをもとに装丁をするという作業をさせていた。
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木(こ)もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
みんな,小学生のくせに(!)いいこと書いてくるんだよなぁ。「なかなか飲みこめないこと」なんて,深くて参りました(笑)。ついつい,私だったら何て付け加えるかな,とか,真面目に考えちゃってたりして。
あとは,菊地さんの誉め方が絶妙だった。誠実さが伝わってくるというか。わざとらしくなくて,誉められた子は「そうかなぁ」なんてふてくされてみたりしてたけど,きっとものすごく嬉しかっただろうな。誉められた子の代わりに泣いてしまいましたよ,私は。
で,私にとっての「生きる」とは...
「困難に立ち向かうこと」
ベタすぎますかね。