DREAM BOYS 12日18:00公演 感想

すみません。週末にはなどと言いながら,すっかり遅くなってしまいました。
他のテレビ番組などは,わりあい気楽に勝手なことを書けるのですが,舞台はご覧になっていない方も多いでしょうし,出演者の気合の入り方も違うでしょうから,あまり無責任なことは書けないと思って筆が鈍っていました。そういうわりには,途切れ途切れの印象しか書けていませんが,ほんの少しでも雰囲気を感じていただけると嬉しいです。
(相当に長いです。とりあえずアップしますが,あとで何とかレイアウト変更します..)


[以下ネタバレありです]


最初AT-TUNが降臨(笑)というのは知っていても,それでもスモークの中からメンバーが現われると,やっぱり「おぉぉぉ」と思ってしまう感じ。私の前は上田くんだったのですが,ちょっと遠かったし,こちら側を向いていなかったので,もっぱらセンターでお手振りを頑張ってる仁くんを眺めてました。
美しいんだ,これが。
それに加えて,仁くんの歌声! 少し低めで,でもツヤのある声だなぁと,あらためてホレボレ。
「Will be All Right」ってグラチャンのとき中途半端な使い方しかされなかったので,あまりピンときてなかったんですけど,けっこういい歌なんだっていうことに気づきました。(後で亀ちゃんがワンフレーズ歌う場面でも,やっぱりそう思ったので,間違いないです。...って,遅いっすね)


亀ちゃんの最初のフライングシーン。
紫色のガウン(フードつき)を被って,舞台後方から前に移動してくるんですけど,フードが大きいのと高いところを移動してくるのとで,少し横から見ると,顔の部分は真っ暗なんです。その感じがとてもミステリアスで,迫力もあって。ガウンは広がるようにしてあるらしくって,前まで出てきたところで,引っ張られるとガウンが広がって,なびくようになっていて。それで,亀ちゃんだけが残って,そのまま前方にフライング。ガウンが広がった後に残ったという形になるからか,思いのほか,亀ちゃんが華奢であることに驚き。


それから始まって,亀ちゃんのフライングシーン,アクロバットシーンは山ほど。社長,亀ちゃんのこと殺す気かよ...と本気で思いました。しかも,大変そうな技に限って,見栄えがあまりよくない。例えば,お腹だけワイヤーで固定して,真横に寝た状態で走るやつがあるんですけど。ただ足を動かすだけじゃなくて,その状態で何度も回転するんです。あれ,かなり体力を使うと思うんですけど,上下に回転してるわけではないから,観客から見るとよくわからんのです。(爆)


圧巻だったのは,空中ブランコ?で一回転する大技。あのときの亀ちゃんは,さすがに,今まで見たことないくらい真剣かつぎりぎりの表情でした。決まってよかった。あと,あの技だけは2階センター席で見たかった!


それ以外にも,亀ちゃんはとにかく何でもやっちゃう(やれちゃう)人でした。主役張って,歌うたって,踊って,殺陣やって,アドリブコントやって,そんでもって,アクロバットまでやっちゃうわけですよ。亀ちゃんは,あのシーンがよかったね,とか,あそこかっこよかった〜とかならないんですよ。あまりに出ずっぱりで。ファンとしては嬉しいんですよ。嬉しいんですけど,なんというか,疲れるんです。(贅沢なんですけども)


ほっと一息つけるのは,そこここにちりばめられているアドリブシーン。
まずは桟橋。
亀ちゃんが「女の子ちゃんたちがいっぱいいるじゃん」と言おうとして,「ちゃん」のところで躊躇。しかも,吹き出してしまって,聖に「お前,今,素で笑っちゃったな」と拾ってもらってました。「“ちゃん”つけていいかどうか,ちょっと考えちゃった」とは亀ちゃんの言い訳(年齢ネタはお約束なのか)。でも,ここでは聖が拾ってくれたので,こっちもさほど心配せずに見ていられました(笑)。


その後,ゲストとして来場されている方の紹介。
女子ソフトボール日本代表監督の宇津木さんがいらしていることを紹介する亀ちゃんに,「俺,スカウトされるかな」と聖。「お前がスカウトされるのかよ」と答える亀ちゃん。
このネタはあまり続かず(苦笑),「今日はすごい魚がいっぱいいるなぁ」と二人してむりやりまとめてました。
とにかくどのネタも見事にグダグダ。でも,聖が必死にうまく返そうとしている感じが伝わってきて,ほほえましかったですよ。聖,いいヤツだ!


そこに横山さん登場。どうしたんですかと聞かれて,「例のやつらに追われてるもんで」とアミーゴネタ。きっちり笑いをとってくれました。横山さん,ステキです。


さて,問題は少し後に出てくる公園のシーン。
こっちは仁くん,錦戸くんとのからみだったのですが,二人とも恐ろしいくらい拾ってくれず,返してもくれず...亀の面白くない振りは宙を漂ってました。


亀「しりとりいきま〜す」
...しばしの沈黙。
仁「ラーメン食いに行く人,どうぞ〜(まるでやる気なし)」
亀「あれ,続けてくれないの?」


亀「俺は,10回に1回くらいしか面白いこと言わないんだぞ。昨日友達に言われた。」
亮「10回に1回も言ってないだろ」


代わりに,錦戸くんが素で吹き出したのは,仁くんのセリフ。
ユウタ(中島裕翔くん,スバルの弟という設定)と亀ちゃんのやり取り。
ユウタ「僕,弟。」
亀「え?弟? もしかして,何とか。をプロデュース?」
仁「あ,まぶた。をプロデュースだろ」
その後,ユウタと亀ちゃんで「〜,どうぞ。」とDocomoチックなやり取り(ごめんなさい,忘れました)。
少し経ってから,錦戸くん,急に吹き出して,「まぶた。をプロデュースって(笑)」
亀「もう先に進んでんだけど」(確かに)


亀「お前,何流してんの?」
亮「え?」
亀「1リットルの涙
仁・亮「お前,そういう振り方するか?」


こういうときだけ反応の早い仁くんと錦戸くん。でも,あれは,私もそう思いましたよ。あの振りはイマイチだろ〜って。お客さん,笑ってたけどさ。


とにかくね,亀ちゃんのアドリブ,面白くないんですよ。驚くほど。桟橋のシーンは聖の頑張りに救われていたことを再認識。聖ってすっごくいいヤツだ!(しつこい)


亀ちゃんは,仁・錦戸くんとのからみのときは,最後,素ですねてました。「もう,ヤダ」とか言って,ベンチに体育座りしちゃって。かわいいんだ,これが。面白くないアドリブもその場で忘れるくらい(甘い観客)。


安心して見ていられたのは聖&中丸のコンビ。なんか,あんまりギラギラせず,適度に力が抜けているあたりが,すごくよかったです。お客さんと絡むところでは「なんか,リアクション薄くないか?」って苦労してましたけど。


それに対して,お笑いなら先輩格の関ジャニ∞は横山さんが一回笑わせたくらいで,あとはずっとシリアスモードでしたね。KAT-TUN関ジャニ∞とが共演,という位置づけだと思っていたんですけど,関ジャニの登場率の少ないこと。フライングもないので,遠いっていうイメージが強かったです。関ジャニが見たくて入ってたお客さん,かなり多かったように思うんですけど...


3時間の公演中,個人的にもっとも興奮したのは,スバルとカズヤの入場シーン。座席にスポットがあたったので,どこかの通路を通って入場するんだろうとは思ったんですが,なんだか不穏な雰囲気。えーどこどこと思っていたら,なんと!!目の前に中丸くんの顔が!!
えーーーーーーーーーこのほっそい通路通るのかよ....(慌てて投げ出していた足を引っ込める)
ってことは,この後ろでフードかぶってんのは....亀?え?顔見えないよ?でも,亀だよね?(この間,おそらく1,2秒)
後ろに上田くんもいるよ〜
あんまり近すぎて,手を出したりするどころか(出しちゃダメ),のけぞってましたよ。完全に。声も「おぉぉぉ」しか出ませんでした。口あいてたかも。(恥)
ここでも亀ちゃんは最初のフライングシーン同様,ミステリアスな雰囲気。すっごく近くにいるのに,手が届かない人...


そうそう,順番は前後しまくってますが,サーカスシーンでのじゅんの!あのラートには,ただただびっくりです。本当にうまい! しかも,きれい!!それ以外にも,きれいに踊る人だなぁと思って,よく見るとじゅんのだということが多くて。舞台映えのする人だ〜。


コンサートに行ったことがないものとしては,終盤のショータイムも感激でした。
亀ちゃんの一人アミーゴは,まあ,それなり(ごめん,スパニッシュなアレンジをしても,アミーゴはアミーゴ。しかも,がり勉メガネに七三,詰襟?で登場して,髪の毛を崩してから,殺陣に突入。何々?って思ってたら,次はアミーゴ。忙しすぎ!)。
次は仁くんのソロha-ha。最高!ちゃんと踊ってるよ!みたいな(笑)。本当にセクシーだなぁ,と,冒頭シーンに続いてホレボレ。
それに加えて,FREEZE聴けた!SHE SAID聴けた! 帝劇でなかったらガンガンに乗りまくっていたところでしたが,残念ながらここは帝劇。心の中ではノリノリ,でも見た目は地蔵...
しかも,SHE SAIDのときに舞台上で前髪をひっつめて出てきた亀ちゃんに気を取られて,ワイヤーで目の前に降りてきた聖に気づくのが遅れ,目を合わせ損ねました...! あれ,絶対こっち方面見てくれてたと思うんだけどな。これだから初心者はダメなんだよ。(ふー)
聖は,手はほとんど振らずに,客席をじーっと見つめてました。プロなんだから当たり前かもしれないけど,あれだけたくさんのお客さんを前にして,しかもその大半が自分を見つめているのに,目が泳がないって,すごい(と,日頃仕事のときに目が泳いでしまうわが身を省みる)。


ラスト,出演者がグループごとに挨拶。亀ちゃんの各グループを紹介する声が,好き。そうそう,最後の最後,仁くんが降りていく幕の下から手を振ってくれて,ファンが絶叫してました。亀ちゃんの最後の発声は「今日は本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています」。


こちらこそ,すごい舞台を本当にありがとうございました。
亀ちゃんって,KAT-TUNって,ホントにすごいよ!