ハルカナ約束

KAT-TUNの代表曲と言われる「ハルカナ約束」。「Live海賊帆」で,亀ちゃんがあごを上げて,少し苦しそうにハイトーンを出すのが印象的な曲だ。デビューアルバムにも収録されることが決まったらしい。その中に,こんなフレーズがある。


信じるキミがついたウソなら そっとココロにしまうよ
I believe your promise, baby


ここ数日,このフレーズがずっと頭の中で鳴り続いている。繰り返し,何度も。


亀ちゃんが週刊誌に叩かれた件の真偽のほどは,私たちには判定のしようがない。もしかしたら週刊誌がでっち上げてしまっただけかもしれないし,逆に,もしかしたら亀ちゃんがハメを外しちゃったことがあったのかもしれない。どちらも十分にありうる話だ。あれだけ周りをよく見ている,自分をコントロールしている亀ちゃんにしては脇が甘すぎる話だという気もするが,だからと言って週刊誌が「捏造」したと決めつけるのは,フェアでないように思う(問題の週刊誌とそれに関わる人々に対する軽蔑は禁じえないが)。


ただ一つだけ断言できるのは,今回の件の真偽のほどと亀ちゃんを信じるかどうかということは,一切関係がない,ということだ。少なくとも私個人にとっては。私は「亀ちゃんは絶対やってない。亀ちゃんをどこまでも信じる!」と叫ぶほど熱狂的ではない代わりに,「そんなことをするなんて,亀ちゃんはひどい。裏切られた」と憤るほどコドモでもない。でも,私は亀梨和也という一人の人間を,今回の件の前も後も同じように信じている。
私にとって亀ちゃんとは,与えられた役割を100%以上こなそうと努力を惜しまず,必ず期待以上の結果を出し,それにも関わらず「まだやれる。もっと頑張れる」と自分を追い込むことのできる,そういう頑張りやさんだ。彼の頑張る姿を見ていると,自分も頑張れる気がする。自分の好きなものを見つけて,そこで自分の理想を実現すべく頑張ろうと思わせてくれる人だ。頑張っている姿をあれほどまでにはっきり外に出して,でもそれが驚くほど嫌味に見えないというのは,ある意味才能だという気さえする。ずっとずっと歳下だけど,文句なしに尊敬できる人だ。逆にいえば,私にとっての亀ちゃんは,それ以上でもそれ以下でもない。
だから,私は彼を信じている。そのときの「信じる」は,「今回の件をやっていないと信じる」というのとは全く次元の違う話だ。
冒頭に書いた「ハルカナ約束」の1フレーズは,そんな私の気持ちを見事なまでに代弁してくれている。だから,私は繰り返し口ずさむ。


信じるキミがついたウソなら そっとココロにしまうよ
I believe your promise, baby


亀ちゃんが嘘をついていると思っているわけではないので,そこのところだけは勘違いしないでもらいたいのだけど。KAT-TUN's MANUALのメッセージ,事実説明・釈明するチャンスを与えられない亀ちゃんの精一杯の叫びだったような気がして,そういう彼に「何があっても,亀梨和也という人間を信じる気持ちに変わりはないから」ということだけは何としても伝えたい。


今日,ポスターの中で楽しそうに笑っている亀ちゃんを至るところで目にし,そのたびに彼の笑顔に癒され,同時に少しせつなくなった。


[追伸]
一つだけ気になっているのは,今回の件をKAT-TUNの他のメンバーやそのファンの人たち,NEWSやエイトのメンバーやそのファンの人たちが,どう受け止めているのかということ。事務所の対応の早さからも,KAT-TUNと亀ちゃんがすごく大切にされていることはわかった。訴訟に持ち込んだということは,少なくともデビューに影響はないのだろう。でも,一瞬でも「デビュー延期」の文字が頭に浮かんで目の前が暗くなったKAT-TUNファンは多かったと思うし,他のグループのファンにとっては今回の事務所の対応は決して好意的に映っていないのではないかと思うと,心は浮かない。


(13:36言葉遣いだけ少し修正)