KAT-TUN TOKYODOME SPECIAL CONCERT Debut "Real Face"感想(2)

さて,続けて後半の感想もアップしてしまおうと思います。昨日のエントリは日付詐称ですが,こちらは嘘をついていません(笑)。これでようやくぐっすり寝られます〜。


22日はタワレコでの記者会見の様子がTVでいっぱい流れるだろうと想像していたんですけど,王JAPANにすっかり持っていかれましたね〜。まあ,これは快挙と言ってもいい話題なので,KAT-TUNの扱いが少し小さくなるのは仕方ないですね。


とにかく,チャート1位はとらせてあげたい!
シングルについては勝手な野望があって。TVでKAT-TUNが目標を..と聞かれているのを目にするたびに,画面の前で,“アミーゴ超え”とつぶやいております。事務所の売らんかな攻撃には若干げんなりしつつも(アイテムの種類増やしすぎ!抽選券なんぞ付けんでよろしい!),KAT-TUNメンの喜ぶ顔は見たいので,BOX以外のアイテムの購入も検討中。




「アミーゴ」で遊ぶ余裕

ソロコーナーが終わると,コスプレタイム。
最初,亀ちゃんが「修二と彰」の制服で登場して「野ブタパワー注入」のポーズをとったときには,どういうコンセプトか一瞬理解できず,思わず眉をひそめてしまった。KAT-TUNのコンサートなのに,なんで「修二と彰」?しかも,そういうときに限って,亀ちゃんは一番近いお立ち台に立っていて,比較的よく見えちゃったりする。
ところが,次に出てきたのは「黒沢明彦」。どうもドラマつながりのコスプレらしい。な〜んだ,そういうことかい,とわかったら,数秒前までの暗い気持ちはあっという間に消え去った(すみません,ゲンキンで)。じゅんのはHappyのテニスウェア姿,聖は「亀田聖」,ゆっちは「ボブサップ」。上ぼだけは「過去のあやまち」という紹介とともに,金髪のかつらを被って登場...どんなあやまちだよ(ってわかるけどさ。笑)
コスプレのまま,場内を周りながら数曲熱唱。黒沢くんはちゃんと通勤カバンも持っていて,手が込んでいる。でも持ち方がとても無造作で,あんなカッコいいサラリーマンいないよ〜と思ってしまう。そういう意味で,少し胡散臭い(笑)。でもって,なんでゆっちは「ボブサップ」なのか...?


何曲目だったか,亀ちゃんが「青春アミーゴ」を歌いだしたとき,実はちょっとだけテンションが下がりそうになった。KAT-TUNのコンサートなんだからさ,「修二と彰」はもういいじゃん。他に歌う曲いくらもあるんだしさ。
ところが,今回はこれまでと違った。サビのあたりだったか,聖,ゆっち,じゅんのが出てきて,センターステージで一緒に踊りだしたのだ。と言っても,彼らにきちんと踊るつもりはあまりないようで,見事にグダグダ(笑)。聖のフリが何だかカッコ悪くて,代わりにじゅんののフリは亀ちゃんとは全然イメージが違うんだけどそれなりに映えていて,とにかくおかしい(笑)。しかも,2番に入ったら,亀田聖とボブサップの試合が始まったり,じゅんのがレフリー役をやっていたり,亀ちゃんは歌いながらその周りをウロウロしたりしている。全く意味のないパフォーマンスなんだけど,「アミーゴ」を使って遊んでくれたのがものすごく嬉しくて,見ながら一人ではしゃいでしまった。以前からずっと,KAT-TUNのメンバーも歌っちゃえばいいのにって思っていたので,その気持ちが通じたような気がして。ミリオン・アミーゴもたやすく料理してしまうデビューの余裕。素晴らしい!


その後,仁くんと上ぼが「BUTTERFLY」を披露。きっちり聴かせる感じでカッコいい。そういえば,前半で披露されたじゅんのと亀ちゃんの「SPECIAL HAPPINESS」も爽やかな感じのナンバーでよかった。じゅんのの歌声が思いのほかよくて,びっくり。コンビで歌っている3曲,CDで聴くのが楽しみだ。ツアーで生歌を披露してくれるのも楽しみだ。


Mステに突入

Mステスタンバイで,また場内が明るくなり,そろそろDVD化は難しくなってきたなという気がする。でも,亀ちゃんが何度か“今日は特別なんで”“今日はお祭りだからね”というような言葉を発していて,ドームコンでも何でも完成度の高いものを!と熱く語った自分が少し恥ずかしくなる。確かに,今日は完成度を求める日じゃないよね。


これ以降は照明も落とさず,MステのOPと本番に時間を合わせるために,細切れの演出が続いていく。嬉しかったのは,Mステの昔の映像を流しながらメンバーが曲を歌ってくれたこと。亀ちゃんがスクリーンに映った自分の顔を見て,少し恥ずかしそうに歌っていたのが印象的だった。


二度目のリアフェ

さて,“REAL FACE”はTV中継の通り。走り回って歌っているので,こちらも彼らの姿を直接見るよりはスクリーン越しに見ている感が強かった。舌打ちのときの仁亀2ショットは最強だった!スクリーン越しに見る亀ちゃんの笑顔がキラキラしていて,本当にキレイ。舌打ちのときにスクリーンに向かって絶叫したのは言うまでもない(笑)。
一点だけ気になったのは,照明を落とさずに歌ってしまったこと。東京ドームのセットとか満員のお客さんをきちんと映したかったのかなぁ? リアフェはオープニングみたいに照明を落とした中で歌うのがいいと思うんだけどな。


MCは終始リラックスムード

Mステ本番の前だったか後だったかに,再びMCが入る。
MCでも自然体を貫いているのは仁くん。リラックスしている感じが特に強い。“さっきさぁ,みんなドラマの衣装か仮装をしてたじゃん。なのにコイツ(上ぼのことね)だけ,過去のあやまちとか言ってさ(笑)”とか,普通に話しているノリで会話していく。
“CMもけっこう出てますよね”と聖だったかがふり,聖と仁くんがOXY広告の絶叫顔を再現してくれたり(カメラが追いきれてなかったのが残念!),亀ちゃんが“俺もね,CMやることになりました!”と続けて,どういうCM?と聞かれて,“目薬さすと(上を向いて目薬をさす真似),ぱーっ!(顔をぱっと輝かせる)みたいなやつ”(亀ちゃんって表情に変化をつけるのが本当にうまい)とやってみせたり。
このときだったか前半だったかは忘れてしまったけれど,みんながゆっちのハゲネタ?で盛り上がりかけているときに,じゅんのが“そんなくだらないことしゃべってないで,せっかくCD出るんだからさ,新曲の解説とかしようよ”とさえぎったり,ゆっちが“今,こいつにすげぇうまくまとめられちゃった気がするんだけど!”と叫んでいたりしたのも印象的だった。
とにかくみんな本当に楽しそうで,始終ニコニコしていて,こちらまで幸せな気分になった。


じゅんのの気遣い

2階席だったので,彼らの表情はさすがに判別不能。笑顔だなというのがわかったのは,全てスクリーンを通して見たものだ。KAT-TUNメンもお手振りやボールの投げ入れは基本は1階席に対してなので,彼らをすごく近くに感じられたかと言われると,実はそうでもない。こちらはコンサートに求めているものが違うのであまり気にならなかったけれど,お手振りをしてもらいたい人たちにとってはドームはきつかったかもしれないと思う。
そんな中で,2階席および全方位に対して気遣いを見せてくれたのはじゅんのだった。とにかくすごく丁寧に,みんなに対して手を振ってくれる。しかも終盤にかかった頃には,ほぼ私の目の前で,2階席に対してすごく丁寧に手を振ってくれた。遠いから,目が合ったというわけにはいかないけれど,向こうから手を振ってくれたから振り返したというのは3時間のうち,じゅんのだけだったように思う。いいやつだ,じゅんの!
亀ちゃんも最後のほうで一回だけだったけれど“2階席〜!!”と声をかけつつ手を振ってくれて,忘れられてはいないんだなと思ったら,嬉しかった。


ラストはしっとり

Mステ後,オリジナル曲を数曲歌ってくれたあと,とうとう“PRECIOUS ONE”を歌い始める。最初の仁亀ソロとハモリが,最高にきれい。エンディングにふさわしい,素敵な曲だ。あぁ,もう終わっちゃうんだなぁ,というかすかな寂しさと,ステキな曲を聴かせてもらっているなという感動とで,最後は複雑な気持ちになった。“My Angel, You are Angel”も名曲だと思うけれど,この“PRECIOUS ONE”も本当にいい曲だ。


アンコールは“ハルカナ約束”と“SHE SAID...”で,また盛り上がる。二度目に出てきてくれたときは,亀ちゃんが髪の毛を結んでいて,最後の最後にご褒美をもらった気分!(安上がりな女ですみませ〜ん。でも好きなの〜!)。
最後はみんな口々に挨拶をしてくれて,本当に終わっちゃうんだなぁと少し寂しくなる。でも,亀ちゃん(たぶん)が言った“俺たちにとっても思い出に残るステージになったよ”っていう一言がすごく嬉しい。また会いに来たい,と思った。


気づいたら,始まる前のテンションの低さはどこかへ行ってしまっていた。ファンになった時期なんてどうでもいいことのように思えた。今,この瞬間に,彼らに会えて幸せだと思えたり,彼らのことをカッコいいと思えることのほうが,どんなにか大切で,どんなにかステキなことだと思った。


幸せなひとときをありがとう。