「野ブタ。」DVD感想

我が家のリビングには,シンプルなセンターテーブルがある。モノを置く面がガラス張りになっていて,その下のスペースにものを入れると,それが飾りになるようになっている。おそらく,絵はがきや飾り皿などの少し高尚な(笑)ものを飾るためにあるのだと思う。
今まで雑誌や新聞をぐちゃぐちゃに重ねて置いていたせいで,せっかくのスペースが台無しだったのだけど,今日全部片付けて,そこにKAT-TUNのDVDを並べてみた。アイドルのDVDなんぞ飾ったら,どんだけ俗っぽくなるんだよ,と心配していたけれど,これがけっこうイケている。何でもとりあえずやってみるものだなと思った。


季節外れの大掃除が終わったところで「野ブタ。」の第10話を見た。これだけディレクターズカット版が収録されていたから。確かに,テレビで見たときより全体的に丁寧な編集になっているような気がする(新しいシーンも入っていたし)。


私にとって「野ブタ。をプロデュース」という作品は,重い。何度もリピートして見るには,あまりに切ないし,重い。
私は,修二のような考え方をしてこれまで生きてきた。でも,修二は彰と信子と一緒にいたことで「友情」というものを理解したのに対して,私は理解しないまま,ここまで生きてきてしまった。そのことに気づかされて,大いに動揺してしまうから。そんな理由で,放映時に録画しておいた映像もほとんど見返していない。


今日,久しぶりに見た「野ブタ。」は,やっぱりよかった。そして,やっぱり重かった。映像は綺麗だし,3人の絶妙なバランスは,何度見ても印象が変わらない。それどころか,見直してみて,以前気になっていたところが,実は考え抜かれた結果であることに気づかされたりした。
そして何より,修二をやっている亀ちゃんは,すごく活き活きとしていて綺麗だった。そして,ドラマをやっている亀ちゃんをまた見たいなと思わせてくれるような,ステキな表情だった。


いいドラマに出られてよかったね,亀ちゃん。