「サプリ」第4話 感想

ドラマが始まる前に,ふと思い立って視聴率を調べました。壊滅的...(泣)
前クールの「トップキャスター」もイマイチだと思ったけど,それでも視聴率は18%前後をキープ。その前の「西遊記」は毎回20%超え。


もはや,亀ちゃんが出てるとか出てないとか,そういう次元の話じゃないんですよね。天下の月9が15%の視聴率を確保できないっていうこの現実にね,衝撃を受けるわけですよ。土9ドラマに負けてるっていうこの現実にね,落ち込むわけですよ。
おそらく,キャスティングがどうとか演技がどうとか脚本がどうとか,そういうレベルじゃないんだと思う。「東京ラブストーリー」みたいなドラマを,現代の視聴者は求めてない。そういうことじゃないのか。


まあ,そんなネガティブな気分で見始めたせいか,第3話までの壊滅的状況に比べれば,いくらかマシだったような気がしています(何サマ?)。それとも,ダメなものに慣れてしまったのか?>私
前回からの伏線(のようなもの)がちっとも活かされていないのは相変わらずですが,今日のシーンだけ見れば,まあないことはないよね,つーか,ありがち?(この勇くんのしゃべり方もなかなか難しい)って感じの展開でしたね。


今日の勇くんBEST1は,なんてったって今岡家のベッドシーン(違)でしょう!「お休みなさい」っていうときの,あのちんまりした様子!カワイイよ!「ちょっと暑苦しいですけど」って言うけどさ,今岡さんにくっついてたのはキミのほうだよね?(笑) あそこはもうちょい長く見たかった!


逆に,ユリに「ホント?」って聞かれて「嘘です」って答えるところは,なんかドキッとしました。ユリと勇くんのシーンは,ひっさびさに大人のラブストーリーっぽいのを見せてもらった感じ。えぇ?ちょっと,ちょっとぉ,この二人どうなっちゃうの〜!?みたいな(←もはや,ただのオバチャン)。本来この手のドキドキ感は苦手なんだけど,今日ばかりは正統派ラブストーリーをようやく見せてもらったというような錯覚に陥りましたよ。ラブストーリー苦手な私でも大丈夫なような作りになってるみたいです,このドラマ。


でも,どうしてもわからなくて,残念ながら今後もわかりそうにない(もはや手遅れ)のは,勇くんがどうしてミナミを好きになったのかというところです。10年後なんていう気の遠くなるような先の自分を考えてくれたから?一緒のCMを見上げていたから?仕事ができそうに見えて,実は不器用なところがカワイイから?
亀ちゃん,ホント勇也って難しい役だね(ぼそっ)


今日絶叫しそうになったのは,というより見て絶叫しちゃったのは,記念品を準備する作業を一人で頑張っていたミナミに,荻様が「すみません,手配済みです」って言ったところの,ミナミの返し。
好きな人に認めてもらいたいっていう気持ちは,そりゃ人間だからあると思いますよ。私だって,頑張っちゃうこともあると思う。ただね,あれ,かなりピンチな状況ですよね。そういうときに,認めてもらいたいって思う余裕あるかなぁ。間に合いますようにってタダひたすら念じてるような気がするんだけどな。髪を振り乱して一心不乱に作業するってそういう状況でしょ?しかも,その頑張りが結果的に空回りしちゃうわけですよね。しかも,好きな人に「その作業,ムダです」ってトドメをさされるわけですよね。そうしたら,頑張っちゃった自分のカッコ悪さに泣き出したくならないかなぁ。その場で,その人に「必要だって思われたいの」とか言うかなぁ。
仕事も恋愛もうまくバランスとれてる人も多いと思いますよ。でも「仕事人間」って言われる人間は,単に仕事好きっていうだけじゃなくて,もうちょいストイックな気がするんですよね。気づいたら仕事が第一になっちゃってる。そうじゃなきゃいけないと思ってる。だから,色気がない。で,可愛げがないって嫌われる。
でも,ミナミって何度見ても仕事人間に見えないんですよね。どういうキャラ設定にしたいのかがどうしても見えてこない。


あー,世界はわからないことで満ちている。