TOUR 2007"cartoon KAT-TUN ? You"に思うこと[3]同じ空の下にキミがいる

今,月曜日の早朝に仕事があって,「ズームイン」の開始とともに家を出る生活を送っているのですが(そのために4時半起き!),そうすると土日も生活のリズムを崩すわけにいかないというか,なかなかウィークエンド気分になれなくてですね,仕事やら何やらがほとんど進みません。仕事も趣味も,いろいろなものを見て,そして文章を書くことなので,週末にそれができないとちょっとキビしいなぁと思ったりします。その代わり,月曜日の夕方から夜は,一番リラックスできていろいろ書く気になるんですよね(爆)。
こんな生活も来週で終わるので,そうしたらちょっと時間をかけて文章を書いたりしたいな〜と考えています。


さて,もう北海道公演も終わったというのに...(以下略)
とにかく東京ドームまでに借金は返しておかないと,ということで,アルバムを聴きながら書いてます。


仁さん,あそこにいたりして

17時ちょっと前。場内の照明はついたままで,K,T,T,U,Nの人形が次々と登場。今日はじゅんののぬいぐるみがボケ担当らしい(笑)。出入口のところで転んでみせたりしている。それ以外にも亀ちゃんのぬいぐるみが腰を振ったり,バットスイングの真似をしたり..と,それぞれ自担(笑)の特徴をつかんでパフォーマンスしている。まるで本人たちが入っているみたいだ。
メインステージにはマイクスタンドを持ったブルドッグが一匹いて,そこに他の5匹が戻ってきて前座のパフォーマンスが終わるのだけど,それを見ながら,ふと,あそこに仁さん入ってたりして,と思った。アンコールのみの登場だという話はすでに聴いていたし,昨日の今日で出られるわけないことはわかっていたのだけど,ただ何となく思った。“仁さん,あそこにいたりして。”


いつものようにコミカルな調子で「注意事項」が読み上げられるのを,くすくす笑いながら聴く。
そして,場内が暗くなり,本編が始まった。いつもどおり,ネーミングの由来が今ひとつ理解できない"HEY!SAY!7"の登場から。裕翔を始め,すごく小さかったJr.が見るたびに成長してカッコよくなっていくような気がして,少しドキドキする。...ドキドキっていうとちょっと違うかな。甥っこが成長していくのを見守る叔母さんの気分とでも言うべきか(笑)。何にしても日頃“近くのJr.より遠くのKAT-TUN”な私がJr.に対して何かしら感想を持っているということは,今日はかなり余裕があるみたいだ。


"SHE SAID..."の前奏が流れ,KAT-TUNのメンバーが舞台の下からせりあがりに乗って登場する。ホントに一瞬だけだけれど,6人に見えた。無意識のうちに“え?”と声を出していた。もちろん,それは錯覚だった。歌いだしと同時に亀ちゃんと聖が左右に動くと,そこにいるべき人はまだいなかった。
あぁ,そんなわけないよね。昨日の今日で出てくるわけないよね。そんなことは十分すぎるほどわかっていたのに,心のどこかで,なーんだ,と少しがっかりしている私もいた。


どんだけロクーンにこだわってんだか。バカだな,私。


同じ空の下にキミがいる

この日はオープニングから観客の声がすごかった。一緒に歌うし,節目節目で(笑)気持ち良いくらい大歓声が飛ぶ。とってもノリやすい雰囲気だ。心なしか,メンバーも最初から飛ばしているように見える。この日の座席は,名古屋とは逆サイドのスタンド中央。舞台から見て左側だった。"SHE SAID..."も"WILDS OF MY HEART"も,そして"Real Face"も,慣れた歌声を聴きながら,名古屋とは少し違う景色をじっくり眺める。
センターステージより前方なので,この日はスクリーンを見るほうがいいことも多かった。亀ちゃんのサングラスは今回のツアーに入ってから変わらず。スカルのごつい指輪やライブのたびにつけているリストバンドも変わらず。腰を折るようにして,前のめりになって歌う姿も,やはり変わらず。あぁ,亀ちゃんはやっぱり亀ちゃんだなぁと思ったりする。
そして,“僕らの街で”のところまで来たときに,ふと気づいた。名古屋のときと全く同じ5人のパフォーマンスなのに,それを何とも思っていない私がいた。仁さんの不在を気にせずに,5人に集中できている私がいた。
今,このコンサート会場の舞台袖かどこかには仁さんがいる。6人で存在し続けることを決断してくれた6人が,同じ会場の中にいる。今,ステージ上でパフォーマンスしているのは5人だけれど,6人が同じ空の下にいて,同じ雰囲気を感じているはずだった。


モノトーンの世界に,色がついたような気がした。モノトーンにはモノトーンなりの美しさがあるのだけど,色のついた世界って,なんだかとても温かくて優しくて,そして何より幸せだ。



金髪の亀ちゃんを見ながら

この日の亀ちゃんはサラサラストレートを維持しようとしている(笑)ように見えた。
例えば,聖ソロ前のダンス。踊りながら前髪をちょんまげっぽく結ぼうとしたのだけど,一回やってから,やっぱやーめたという感じで解いて,頭を軽く振る。
またしてもセーラー服だった(私は今回セーラー服の亀ちゃんしか見てない!)コスプレタイムでも,後ろを結んで女の子っぽくしようとしたのだけど,これまたやっぱやーめたという感じで解いて髪の毛をくしゅくしゅいじっていた。そのしぐさが,完全に女の子。
それを見ながら,あー,ごくせんのときのヘアスタイルってこんなだったのか〜と漠然と思った。そして,堕ちたときのスタイルに限りなく近い亀ちゃんがいながら,それがもうどうでもよくなっていることに気づいた。以前はいつファンになったかということがひどく重要なことのように思っていたけれど,今では,そうではないことを知っているからかもしれない。
たぶん,今,この瞬間に迷わず好きだと言えるかどうかが,重要なのだと思う。セーラー服を着ることにちょこっと飽きてしまったかのように,どこかけだるく花道を歩く亀ちゃんの姿を見ながら,そんなことを考えた。