彷徨える音楽性(今さらですが,10th single "RESCUE"感想)

さっきJ-netを見に行ったら,KAT-TUNライブのタイトルが“ライブ史上初!東京ドーム 不滅の連続1週間+(仮)”に変わっていました。
そういうところ,妙に律義というか正しいというか(笑)。確かにね,“+”だ。


KAT-TUNって大事にされているのかなぁ。
そんな根源的なことをしみじみ思ってしまう今日この頃です。


...が。たそがれていても仕方ないので,このところ考えていたことを書いてみようと思います。ホントは,こっちで熱く語って復活する予定だったのでした(汗)


  • "RESCUE"

"RESCUE"はハウスというジャンルだと聖か誰かが雑誌で語っていたけれど,私は最初に聞いたとき,これ,テクノ?と思いました。テクノとハウスって混同されやすいみたいですね。まあとにかく,“あぁ,そういえばこのジャンルが残ってたね”と思いました。
あの手の打ち込み系ミュージックって地の歌声をあえて加工しまくって楽しむというイメージがあったので,KAT-TUNはやらないだろうと思っていたんですよね。本当に勝手な思い込みなんですけど。だけど,うまくKAT-TUN風にアレンジできていたなぁと思って,なんだか感心しちゃいました。ホント,何でもやっちゃうんだねぇ,というか(笑)。


でもって,このジャンルでガンガン踊るのはさすがに無理でしょ,と思っていたら,あのPVでしょ?またしても予想が外れました(もちろん良い方向に,ですけど)。何度見ても鳥肌立ちますよね〜。ソロダンスのところなんて,特にね。
個人的には,そのあとの仁聖メインのダンス部分も好きなんですよね。背は仁さんのほうが高いはずなのに,なぜか仁さんの重心のほうが低い位置にあって,そんなどうでもいいところに「カッコいいんだなー」と思っちゃったりしています。重心が低いと何でカッコいいんだよ,と思われてしまいそうですが,なぜかあそこだけは仁さんがちょっとだけ窮屈そうに踊っているところがカッコいいーと思っちゃったのです。
PVの話は,他にもいろいろあるので,また後日。


おそらく次のライブでは生で聴けるだろうと思うのですが,ハモリのところはよろしく頼みます。>仁さま,ゆっちさま

2曲とも初めて聴いたはずなのに,なぜかとても懐かしい感じがすると思ってずっと考えていて,先日ようやくわかりました。
"7days Battle"のサビ部分って極めてBON JOVI的,"On Your Mind"のサビ部分って極めてバックス的だと思うんです。どちらも学生時代にハマって聴きまくったので,それで懐かしいと感じたんだなぁと。そんなことないですかね?
これまでKAT-TUNのCDってA面(ROCK/POPS)+B面(R&B/POPS)という組み合わせで来ていたと思うんですが,このCDだけは"HOUSE+ROCK+POPS"という組み合わせになっているように思います。しかも,B面のほうは,これまでのBlack Music寄りの音楽(だと勝手に思っているんですが)とは一線を画している気がする。


“俺ら,出されたものは何でも受け入れてみせるんで”という能力の高さというか柔軟性みたいなものは,十分に見せてもらった気がしますが,その分,次のアルバムは,どういう感じで来るんだろうね?というのが楽しみでもあり,ドキドキでもあり...という感じです。シングルと6人のソロが入れば,あまりアルバム全体のテイストという話にはならないのかな?と思ったりもしますが...


どういう方向性でもOKなのだけど,いわゆる洋楽のROCK/POPSってあまり踊る方向に行かないような気がするので,それだけは気にしてほしいなと思います。言わずもがなですが,KAT-TUNは歌ももちろん上手いけど,踊ってなんぼのグループなわけで。歌だけ磨く方向には行かないで欲しいな。