「DREAM BOYS」23日18:00公演 感想(1)


自分でも今更と思いながら,「DREAM BOYS」の感想をアップしておこうと思う。記憶にとどめておくために。


なーんてね。本当はそんな高尚な理由じゃない。仕事が一段落ついて,もっと和めるはずなのに,なんだかそういう気分じゃないから。なんでだろうな。わからないけど。


まあ,そんなわけで,イマドキDBsかよとお思いでしょうが,お付き合いくださいませ。


職場を出たのが遅かったせいで,かなりぎりぎりの時刻に帝劇に到着。開演間近でさすがに人が減り始めているグッズ売場を横目に見ながら,2F席へと向かう。
そう今日は2F席!
亀ちゃんの渾身のフライングを目の高さで見られると思うと,とても楽しみ。でも,座席に着いて最初に感じたのは,予想以上に舞台が遠いということだった。しかも,一番端っこの席で,舞台を観る角度は前回と一緒でかなり急。嫌な予感がする。


案の定というべきか,幕が上がってからしばらくは全く見えなかった。ただ,予想と違ったのは,見えない理由。席がひどいんじゃなくて,観客がひどいの。みんないっせいに身を乗り出す。手を伸ばす。見えねぇっつーの。
きゃーという歓声は,まあいい。手を振るのも,ありだろう。でも,身を乗り出すのは,明確にNGだ。迷惑以外の何者でもない。しかも,それを注意するべく係員の人たちが座席内に乗り込んでくるので,端っこに座っていると係員のせいでよけい見づらい。お仕事をしている係員に対してうっかり逆ギレしそうになる有様だ。仁くんが近くにいて興奮する気持ちはよくわかる。よくわかるけど,手を伸ばしたって届きっこないんだからさ。冷静になろうよ。
舞台でもこんな調子だから,コンサートなんか行ったら大変なことになりそうだなぁ...とため息をつきながら,コンサートマナーがよくないと言われるKAT-TUNファンの片鱗を見たような気もして,ある意味納得。


さて,降臨したAT-TUNは,今日もまた美しい。仁くんの髪の毛がとてもウェットな感じで,前もそうだったかなとふと思った。私の前は,前回と同じ上田くん。今日もまたこっちを向いてくれなかった。まあ客席が驚くほど近いので,目を泳がせたくなる気持ちは,とてもよくわかるのだけど。それにしても顔を背けるのはどうかと思うな(笑)。


前回は,次々に繰り出される技やダンスを追いかけるのに精一杯で,頑張って観たつもりだったのに,観終わった後ちゃんと見れてなかったなぁという印象だけが残った。その反省を生かして,今日は亀ちゃんだけを追いかけようと心に決める。でも,そう思って観始めてみると,実はKAT-TUNメンがかぶるシーンというのはほとんどない。見せ場がうまくずらしてあるので,冷静に観れば,亀ちゃんだけしか見られないなんてことにはならないようにできている。でも,それに気づけたのはあまり時間をおかずに2回目を観たからだろう。ジャニ関係のステージはリピートしないとダメだな,と今更ながら実感。


生で観る亀ちゃんは,やっぱり驚くほど華奢だ。それだけにダンスにしてもたたずまいにしても,大きく見せようとする意識が働いているように思える。そして,ひどく男性的だ。ライブのときの亀ちゃんは,腰を回したり,身体をくねらせたり..というセクシーであろうとするイメージ(本当にセクシーかと言われると,亀ちゃんのはちょっと違う気もする)が強いのだけど,今回の舞台ではそういうところはほとんどない。非常に男性的で,そして驚くほど硬質な印象を受ける。他のメンバーとの違いを感じたのは,ダンスの要所要所で,きっちり観客にアピールしたところ。テレビで寄ってくるカメラに必ずアピールするのと同じ感じで。「芸が細かい」という言葉が頭に浮かぶ。
唯一男性っぽくなかったのは,ダンスの途中で入る台宙だった。あれだけは「ふわり」という形容が一番ピンと来る気がする。驚くほど軽い。そして,観ているこちらが眩暈するほどの数をこなすフライングも,2階席から見るとやはりきれいだった。横顔だけれど,亀ちゃんの表情がちゃんと観られる数少ないシーンだし。ただ,何度観ても,やはり見ているこちらが苦しくなる。