Live of KAT-TUN"Real Face"横浜公演 5/7 1部 感想(2)

一日休んだら,コンレポも調子が戻ってきました。うっかり書きすぎて長くなっちゃいましたが...1部の感想の続きを。


MCはまったりめに進む

5冠をとって,音楽の歴史にKAT-TUNの名前が刻まれた!と喜ぶゆっち。聖が「CDTVでもなんか賞もらったみたいで」と前日夜の話題をふると,亀ちゃんは本当に知らなかったらしい。「え?ホント?どれとったの?」と素で質問していた。
そこで仁くんが「俺,それ見てた」と申告。ところが彼が話題にしたいのは,受賞したことより,そのときのカット割りのほうらしくて,「カット割がすごくてさ」と,突然メロディを口ずさみながら,メンバーにカメラを向ける真似を始める。どうも,その「すごいカット割り」を再現したいらしい(突然始めるので,すこーしわかりづらいのよ,仁くん。笑)。ゆっちが仁くんの動きに合わせて,「あぁ,亀が映ってんのね」とさりげなく解説を入れていたのが印象的だった(ゆっちのMCはこのツアー中に確実に成長したと思う)。
仁くんの再現によると,亀梨・田口・赤西の順でカットが切り替わって,そこまではある程度の長さあったらしい。ところが,あとの3人についてはほとんどスルーして終わったらしく,仁くん曰く「あれー?って感じで」。それに対して,聖とゆっちが「まあね,そういうのは今に始まったことじゃありませんから」「これまでもいろいろ経験してますからね」と大人なコメント。


グッズをセルフプロデュースしたという話題で,聖がトイレットペーパーを提案したが却下されたと言い出す。冗談かと思ったら,真顔で客席に向かって「トイレットペーパーってさ,使い終わった後流すじゃん。デビューしたのに流されるって,それはまずいだろって話になって。縁起が悪いからダメなんだって」と説明。ゆっちが「まあ何かと制約がある中で作ったわけですよ」とまとめる。みんな何事もなかったようにうなずいてたけど...あそこは笑うところじゃなかったのか?!


グッズのTシャツ(MC時に亀ちゃん着用)にKAT-TUNの文字が入っていないということに亀ちゃんが言及。「え?どうして入ってないんですか?」と(若干わざとらしい感じで,笑)たずねるゆっちに,仁くんがものすごく高い裏声で「えっとー,なんでKAT-TUNって入ってないかって言うとー」と口をはさむ。亀ちゃんがすかさず,マイクで目を隠して口だけ動かしてみせる。二人してワイドショーが事件のときに使うコメントVTRの真似。これは,すっごく嬉しかった!仁亀の絶妙なやり取りを生で見たのは初めてだったから。仁亀コンビが仲良さそうだと,こちらも幸せな気分になる。で,肝心のロゴを入れなかった理由は「これ着て街中を歩いたりするときにぃ,KAT-TUNって入ってるとダサいかなーと思ってぇ」だそうだ(笑)。


この回のMCでは,じゅんののダジャリングが炸裂していた。ゆっちと聖が口々に「横浜は5日間10公演で,長いかなと思ったけど,始まってみたらあっという間だったね。まさに怒涛のステージって感じで」というと,じゅんのがそこに食いつく。「怒涛のステージで,どとーっと」「怒涛のステージで,ドトウくん」「怒涛のステージでドドンパ,なんつって」(うろ覚えです。あまりに衝撃的で逆に忘れました!ごめんなさい!)などを連発。うわぁ,じゅんののダジャレ,初めて生で聴いた〜(ある意味貴重!爆)
笑うタイミングを逸して静かになる観客(爆)。スルーしようかどうしようか迷い気味のメンバーにも微妙な雰囲気が漂う。一人律儀に反応しているのは聖。じゅんのがダジャレを言うたびに首を鳴らしてみせたり,壁に八つ当たりする真似をしたりする。それに加えて「ラジオだとこれ(ジェスチャー)ができないから大変なんだよ」とぼやいていた。「普通だったらさ,こいつがダジャレ言ったときに身体でリアクションできるじゃん。だけどさ,ラジオだと全部声でリアクションしなきゃなんないから,大変なんだよ」じゅんのも負けずに「何か言うたびに,肩とかならされても困るけどね」と逆襲。


じゅんのは最後の挨拶でもやっぱり絶好調で「横浜にはみなとみらい線っていうのが通ってるんですけど,みなとみらい線だけに“皆と未来へ”」(笑) えーっ,このタイミングでダジャレはないだろ〜,最後はカッコよく決めなよ〜と思っていたら,その後に挨拶した仁くんが開口一番「俺は田口が嫌いです(笑)」。激しく同意。絶妙のタイミングで,しかもちょっと吹き出しそうになりながら話すあたりがお茶目だった。


今回は舞台に向かって左側のアリーナ席だったのだけど,上ぼを初めて間近に見ることができた。歌うときにマイクに両手をかぶせるようにして熱唱する姿が印象的。で,ヘアスタイルが何だかいつもと違うよ〜と思っていたら,やっぱりメンバーも気になっていたらしく,MCでその話題が出る。
みんなが口々に「上田の髪型,すごいよな」「七三だろ」「いや,七三より八ニって感じじゃね?」と感想を述べる。誰かが「どうしてその髪型にしたの?」とたずねると,「ドライヤーで乾かしてたらさ,なんかこうなった」「笑いとろうかなって思って」とのこと。すかさず仁くんが「お前,ウケ狙って髪型決めんのかよ(笑)」
亀ちゃん曰く,上ぼは控え室でも挙動不審だったらしい。「シャワー浴びて出てきたら,上田が鏡通してニヤニヤしてるんだよ。何ニヤニヤしてるんだろ,俺の格好がなんかおかしいのかなって思ってたらさ,俺を通り越してスタッフさんのところに行ってさ,ねぇねぇ七三良くない?って言ってんの」
聖「上田の右目がそんなにはっきり見えるのって初めてかも。澄んだ瞳だな」
仁(?)「ロートziをさしたくなるような(笑)」
ヘアスタイルつながりで,聖の髪の話題に。剃っているように見えるところは実は金髪にしているのだそうだ。自分でやったんだぜ,と得意げに語る聖がかわいい。でも,会場からはどよめきが起こったけれど,メンバーからは「デザインというより,カタカナの“ラ”にしか見えない」と手厳しいコメント(笑)が飛んでいた。


亀梨ファンではあるけれど
亀梨ファンを標榜しておきながらこんなことを言うと,また「その程度のファン」だとか「アリエナイ」とか思われてしまうのかもしれないけれど,この回のステージでは,上ぼと仁くんに目を奪われることが多かった。
上ぼは日頃テンション低いからなぁ,ちょっとでもテンションが高いとすっごく良いものを見せてもらったような気になるんだよな。仁くんも「歌が好き」というのがよくわかる気がする。ドラマでもDBsでも十分輝いているけれど,ライブのときの輝きは比較にならないほど強い。
仁ソロの最初,黒スーツでメインステージの上段に登場する様子が,どうしようもなくセクシー。“なんでそんなにセクシーなんだよ!”と思わず逆ギレしたくなるくらい,セクシー。肩幅が広いから,シンプルなスーツをノータイで崩し気味に着ると,本当にカッコいい。以前に見たときは聖ソロのバックで踊るカジュアル仁くんもいいなと思ったのだけど,今日観ていてやっぱり一番似合っているのはスーツだな〜と思い直す。1ヶ月前も見ているはずなのに...こんなに強烈な印象はなかったなぁとぼんやり思いながら,メインステージの階段を下りてくる仁くんを見つめる。この匂い立つようなセクシーさと圧倒的な存在感は,一体どこから来るんだろう...。露出は一切ないのに,おそろしくエロい。いや,露出がないからこそ,エロいのか。あと,BUTTERFLYの最初のフレーズを歌う仁くんもカッコいい。“絡ませなCloss my finger's luck”で指をクロスしてみせるあたりに,ゾクゾクする。


もう一つ印象的だったのは,ゆっちのHBBが全く衰えていないどころかパワーアップしていたこと。他の人が次々声を潰している中,ゆっちだけはそういうことを感じさせなかった。これはすごいことだ。きっとすごくストイックな生活を送っているんじゃないかと思う。その場でぱっとわかるような見た目のカッコよさではないけれど,アーティストとしての意識というかプロ意識というかが高いように思えて,実はすごいことだったのではないか,と後から気づいた。


まるで新しいものを見ているかのような
同じツアーの中の1ステージなのに,名古屋のときとは全く印象が違って,圧倒される。もちろん曲目は変わっていないし,ステージ構成も大きな変更があるわけではないのだけど,前半は特に初めて見るかのような新鮮な気持ちで,“うわぁ,すごいなぁ”と心の中で何度もつぶやきながら観ていた。6人ともカッコいい。単にカッコいいだけでなくて,この1ヶ月の間に確実にステップアップしている。
何度も見に行くなんて,と思っていたけれど,見に行ってよかった。