Live of KAT-TUN "Real Face" 5/14 東京公演 感想(2)

いつもにも増して引っ張っている感のあるコンレポですが...明日はオリスタがドームレポ速報を出すはずです。
それまでには終わりにしなきゃ!って,かなり焦ってます。


...が,しかし,相変わらず,めちゃくちゃ長文で,しかもまだ終わりません(爆)
今回はソロとMCについてです。


繰り返し見たはずのソロ曲が
いつもは本人を見るかスクリーンを見るかで迷って,結局中途半端に本人を見てしまうソロ曲だけれど,この日はためらうことなくスクリーン中心に鑑賞。そうすると,もう何度も見たはずのソロ曲が,何だか別のもののように見える。もちろん曲もダンスも演出も,これまでのツアーと大きくは変わらない。でも,細かいところでの変更が効果的で,それが強烈な印象を残していたように思う。


例えば,聖ソロ。途中から仁・ゆっちの二人がバックダンサーとして登場するのだが,この日の仁くんは髪の毛を後ろで結んで,キャップをかぶってダンシング。首筋をあれだけ露わにする仁くんを初めて見た気がして,いつもとあまりに違う雰囲気にドキっとする。しかも,ダンスへの気合の入り方がこれまでと全然違う。単に正しく踊っているというだけではなくて,ダンスすることに没頭しているように見える。
そして,感激したのはそのときのスクリーンの映像だった。バックダンサーの二人が中央のスクリーンに並んで映ったから。ゆっちはすごく複雑でダイナミックなダンスを,仁くんは動き自体は大きくないのだけど,リズムに乗せて身体をとめるキレのあるダンスを,それぞれ披露している。同じ曲で踊っているとは思えないほど違うタイプのダンスであっても,どちらも気合十分,しかもうまく曲に乗せて踊っているので,二人ともすこぶるカッコいい。
いつもどちらを見るか迷った末に,何となく仁くん中心で見てしまうことが多いのだけど,そんなファンのちょっと困った気持ちを,スタッフがうまく拾い上げてくれた感じがした。そして,何よりそういう企画や映像を許してくれた聖のことをすごいと思った。ソロ曲なんだから「俺だけを見ろ」が当たり前なのに。“KAT-TUNってさ,いろんなことできるって知ってた?”という,ちょっと得意げな聖の顔が目に浮かぶようだ。もちろん,メインの聖が唇に指を当てるポーズをアップで抜いた映像がカッコよかったのは言うまでもない。


亀ソロで嬉しかったのは,いつもはアリーナ席中央までで止まってしまうムービングステージが,パフォーマンスする亀ちゃんを乗せてバックステージまで来てくれたこと。ほんの少しの違いなのに,まるで特別なことが起こったように,嬉しくなる。そして,まるでこのとき初めて気づいたかのように,いろいろ想う。ステップを踏む軽やかさが声の高さとぴったり合っていること。白い椅子に座って身体を揺らしながら歌うときの雰囲気が,最高に<亀梨和也>らしいこと。ダンスで乱れた前髪が顔にかかるところも,そのときに前髪の間からのぞく何ともいえない表情も,全部全部すごく好きだ。途中で亀ちゃんがささやく「大好きだよ」というセリフを聞いて,思わず自分がそう言ってしまったのではないかと錯覚するくらい。


ゆっちソロは,最後まで衰えることのなかったマイクパフォーマンスに拍手。
何度聞いてもジャニーズの王道だなぁと思わされるソロ曲で,前髪を全部上げた亀ちゃんがバックダンサーとして登場すると,スタンド席後方から大ブーイング。あの髪型がお嬢さん方のお気に召さないらしい。そして,そのブーイングが聴こえたわけはないと思うのだけど,ソロダンスでスポットを浴びた亀ちゃんは,おもむろに髪を結んでいたゴムを外して,前髪をくしゃくしゃっといじった。今度はスタンド席から大歓声。ホント,亀ちゃんは自分が何をやったら効果的か知り尽くしている。でも,みんな忘れてないか?これって中丸さんのソロ曲ですよ〜。みんな,バックばっかり見すぎ!亀梨さん,目立ちすぎ!(笑)
上ぼソロは,ある意味一番東京ドームに合う楽曲だったかもしれない。ライブらしい曲というか。気持ち良さそうに熱唱している声を聴いて,それに縦ノリ気味に乗るのが気持ち良い曲だから。今日もゴキゲンにVサイン。上ぼの笑顔は,見ているみんなを幸せな気分にする力があると思う。


どうしても全身を映したくなるソロ曲は,スクリーン越しに見ると価値半減だな〜と思わざるをえない場面も,どうしたってある。例えば,じゅんの。バックダンサーを従えてのアクロバティックな動きはスクリーンで引きで映されてしまうと,どうしても迫力までは伝わってこない。そして仁くんも。あの匂い立つような色っぽさは,やっぱり肉眼で見ないとダメだ。ただ,そう思いながらスクリーンを見ていると,途中腰を回すところで,なんとカメラがあの腰をアップで抜いた。メインステージ後方には6枚分のスクリーンが設置されているのだけど,なんとそれ全部に,しかも画面いっぱいに仁くんのエロ腰が映っている。絶句(笑)。...これはコンサートだからやれる映像です!でも,スタッフさんありがとう!(言っちゃった!笑)そして,いつもはメインステージに張りついている仁ソロも,この日はバックステージまで来てくれた。聖とのからみはバクステで。何度観ても,聖のトボケ顔とそれを嬉しそうにはたく仁くんがほほえましい。


MCはグダグダなようなツボはおさえているような(笑)

他会場のときと同様,五冠をとったとか,月間チャートの三冠は史上初らしい,というような報告がされる。ミリオンまであと3万枚弱?だそうで,会場の半数の人が買ってくれればミリオンだよ,とうっすら販促活動(笑)。


ドームは二日とも追加公演で,それだけで11万人を動員している,今日のドームは確実に日本中で一番うるさいだろうという話になる。いろんな人が来てくれているという話の流れで,男の人がけっこう来てくれてるよね,と誰かがふる。
亀ちゃんが少し控えめに(笑)「男の人だけ“せ〜の”で声出してもらってもいいかな?」というと,それを受けて,仁くんだったか聖だったかが「男の人だけ叫んでください!せ〜の!」と会場をうながす。すると,けっこうな数の人がそれに応えて声を出していて,会場から拍手。メンバーも「おぉぉぉ,けっこういるんだね〜」と実感したらしい。それから,メンバーが見かけた男性ファンの話になる。
亀ちゃんが「良い感じで腕に筋肉がついてる人が,こぶし突き上げて盛り上がってた」と,その真似をして笑いを誘う。聖も「今回のツアーじゃないんだけど,前回の横アリでスキンヘッドでかなりいかつい感じの人がいてさ」と続ける。そこで仁くんが「俺が見たのはもっとすごいよ。かなりいかついんだけどね,こうやってんの」と胸の前で手を組んで見上げる乙女スタイルをやってみせる(会場爆笑)。続けて「うちわ持つとき,小指も立ってた」。他メンが「ホント?」と聞くと,涼しい表情で「あ,最後のは話盛った」。


どういう話の流れだったか忘れてしまったけれど,仁くんは「シンプル イズ バスト,だよ」などとアホなことを言って嬉しそうだった。下ネタも言いおさめとばかりに,やや強引にMCの方向性を捻じ曲げようとする。聖やゆっちが「それを言うならベストだろ」と軽くツッコミを入れ,亀ちゃんが「お前,5万5千人の前でよく言ったな」とあきれ気味にコメントするも,誰にでも胸はついてるもんだろ,と真顔で話を引っ張る。そして,仁くんは“俺にもついてるもんはついている”(えーっとコッテコテの下ネタなのでちゃんとは書きません,ていうか書けません!)と嬉しそうに締めくくっていた。


仁くんが下ネタを言ったのを聞いて,聖が「今日お母さん来てるのに〜っ!」と頭を抱える。そこから母の日ネタに突入。亀ちゃんが,会場に「母の日でプレゼントした人!」と聞くと,これまたけっこうな人数が声をあげる。「へぇ,けっこうみんなあげるもんなんだね」と素で驚いている風な亀ちゃんがかわいい。
すると,またしても仁くん登場。
「うち,(お母さんの)誕生日が近いからさ,三世帯で...(会場が少しどよめく)え?俺なんかおかしいこと言った?合ってるよね?三世帯でサプライズパーティーをやったんだよ」と報告する。「三世帯」というところで会場がどよめいたのは,仁くんの言葉遣いが間違っていたのではなくて,仁くんの口から「三世帯」という単語が発音されたことに対する驚きが理由だと思う。最近の仁くん,言葉遣いがヘタレじゃないのよね〜(笑)。
それはさておき,仁くんの弟さんとかお友達の妹さんとかに花束を渡させたら,仁ママはものすごく喜んでいたらしい。「ああいうのやると,親,喜ぶよ」と素で感想を述べる仁くんがすこぶる男前に見える。ゆっちに「お前は渡さなかったの?」と聞かれて,「俺は企画をやった」と仁くん。聖が「赤西がプロデュースしたんだ」と続けると「うん,“野ブタ。パワー注入”みたいな」と,なんとフリ付きで!
う〜わ〜,仁くんが「野ブタ。」ポーズをやった!胸の前辺りまでしか手を上げない“なんちゃって”ポーズだったけど,でも確かにやった!(驚)


上田は何かやらなかったの?と振られると,上ぼは一瞬つまってから「うん,お母さん祭り」と自爆系コメント。お神輿をかついで,そこにお母さんを乗せて町内を練り歩くんだそうな。聖が「それ,どっちかっつーと晒し者じゃね?」と,とても常識的な感想をつぶやく。面白いから良いんだけど,好きなんだけど,でもいつも思う。上ぼってどうしてそんなに不思議ちゃんなのか(爆)。


じゅんのがドームのKinkiコンで5万5千人を凍りつかせた経験がある,と思い出話。ここでその雪辱を晴らしたい,と急に前に出てきて「東京ドームの皆さん,ドームこんばんは!」。会場が沸くと,聖が一言「お前さ,今5万5千人に気を遣わせたんだよ?」
ダジャリングコーナーについて,リスナーからの投稿はけっこうレベルがたかいと聖。「“校長先生絶好調!”とか“変なモン,ブラーン”とかさ。レベル高いんだよ。だけどね,最後にこいつ(じゅんの)が一個だけダジャレ言うんだけどさ,それが全然ダメで。俺は,それをずっと聞かされてるわけ。」と訴える。でも,最後に「ずっと聞いてたら,だんだんこいつのダジャレが好きになってきた」(聖,イイやつだ〜)


MCではほとんど口を開かない上ぼやじゅんののためなのか,ラジオネタはこのツアー中ずっと話題に上っていた。で,そのときだけ前に出てくる二人が面白い。
自分と聖を相性がいいコンビだとじゅんのが言うと,亀ちゃんが「えー,知らなかった」とフツーに反応。じゅんのが「なんたって,KAT-TUNのTで並んでるんだからね!」と胸をはると,聖が「TとTの間にある線は俺達をつないでるんだぞ!」と二人並んで人文字(会場から歓声があがる)。
上ぼとゆっちがやってるラジオの紹介をするときに「毎週水曜日に,えーっと,だから今日ですね!僕と中丸でやってます!」..あれ,と思っていると,みんなから「違うだろ!」「今日は日曜日だよ!」と総ツッコミ。上ぼはどうも本気で間違っていたらしく「田口に騙された!」
すると亀ちゃんが,「そういえば,楽屋でも間違ってたね。中丸と上田が毎週水曜日だから今日だね!って言ってるの,俺聞いた」
ゆっちが亀ちゃんの肩に手を置きながら「頼むから,そのときに訂正してくれ」
亀ちゃんが「聞き流してた,ごめん」


この他にも,まだまだいっぱいしゃべってくれていたのだけど,全部書ききれなくてごめんなさい。特に印象に残った部分だけということで...
全体的な印象としては,今まで聞いた中で一番穏やかで,でもみんなが好きなようにしゃべっている感じがして,安心して聞けた気がする。