「アイドル」として輝くことと「大人の男」になること

このところ,TVドラマにジャニーズの名前を見ない日はない,という感じですよね。


1日(土)は「探偵学園Q」を見ました。子役ばっかりでどうかと思ったんですけど,みんなすごく上手くて,びっくり。神木くんと志田未来ちゃんがとにかくきっちり軸になってるし,ほかの子たちも,ちゃんと演技してるんですよね。予想以上に面白かったです。見終わって,あの手の話って,上手い子がいさえすれば,やっぱりコドモの世界で構成したほうがしっくりくるんだなっていう気がしました。ファンタジーっぽくなるというか。あ,原作を読んでいないので,あくまでもドラマメインの話ですけれど。


探偵学園Q」にはKAT-TUNライブで子ボブをやってた山田涼介くんが出ていたんですけど,これが典型的なジャニ用配役でえらいスカしたヤツ(言葉を換えれば,陰のある美少年)なんですよ。なんですけど,途中から笑うようになったら,その笑顔がめちゃくちゃかわいくて印象的だったんですよね。スカしてる時とのギャップが,すごく効果的で。あのギャップって,コドモの特権なんじゃないかな。逆に言えば,ハタチを過ぎた大人の男性にあれを要求するのは酷だろうという気がします。


亀梨・金田一を連ドラで!とずっと念じていたんですけど,この手の探偵ものはJr.世代に譲ったほうがいいのかもしれないなぁと本気で思いました。そのくらいしっくりきました,「探偵学園Q」。


さてさて,今日はうって変わって,大人の男性の代名詞である木村くんが主演する「HERO」ですね。木村くんのことは全く好きじゃなかったのですが(ファンの人,ごめんなさい),このドラマだけは好きで欠かさず見てました。好きなドラマだっただけに,続編には一抹の不安を感じていますが,やっぱり楽しみにはしてるんですよね。
ドラマとは全く関係ないですけど,亀ちゃんと木村くんのヘアスタイルがまるで一緒に見えるのが,最近ものすごく気になってます。亀ちゃんにとって大人の男性っていうと,ああいう感じなのかな,とか。でも,KAT-TUNファンの中高生にしてみたら,木村くんもオヤジに見えるんだろうなぁ,とか(そんなことないのかな?)。


ジャニーズって,アイドル中のアイドルでいなければいけなくて,しかも本当にさりげなく大人の男性にならないといけない。アイドルとして輝くことと大人の男性として輝くことって,おそらく同じことではなくて,ジャニーズのタレントさんたちは,そこをさりげなくクリアすることを求められているんですよね。本当に,すごく難しいことを要求されている人たちの集まりなんだなぁと思います(やけにしみじみしちゃってますが)。


KAT-TUNの6人って,どうやって,そしてどんな大人の男性になっていくんでしょうね?
もちろん,まだまだ当分ヤンチャでいてくれてOKなんですけど,でも今の時点から「俺ら,ビジュアルだけじゃねぇから」っていうオーラがバンバン出てるので,実はちょっと楽しみにしています。


[2006/07/04追記]
Cさんより「亀ちゃんはまだまだ一ちゃんでいけます!」というプチ反論(笑)をいただきました。確かに,勝手に世代交代させるなよって話ですよね。すみませーん。
でもでも,私は乙女っぷり全開な亀ちゃんより,ちょっとワイルド&クールな亀梨さんのほうが好きなのですよ!なんつっても,クールビューティな小田切竜の後姿に堕ちたくちなので(笑)。ごめんなさい!