「サプリ」第1話 感想

昨日の帰宅後(午前様...)に「サプリ」第1話を鑑賞(笑)終了。今日も帰宅後,身体を動かす気になれず,ソファでまったりしながら,もう一度鑑賞。本編を二度見てしまったので,番宣関連は全く観ることができず。


昨日初めて見て思った偽らざる感想は「あ〜,月9の王道ってこういうテイストなんだな」ということ。言葉を変えると,何だかリアルじゃないということ。どこか別世界の出来事のようであること。亀ちゃんが「カンチ!って呼ばれたい」って言ってたのを読んで,あのときは笑ったけど,ドラマを見て,逆に納得。まさに「東京ラブストーリー」の世界だった。
登場人物に共感したり,考えこんだりするんじゃなくて,ファンタジー的な世界観を楽しむのがトレンディドラマなんだよな〜。美形な二人が出ていて,見ているだけで幸せな気分になる,みたいなのがね。


って思ったけど,今日2回目を見ていて,けっこうそれらしいセリフは言ってるんだよなぁと思いなおした。ミナミが「気づいたら,ここまで来ちゃってた」っていうセリフは,いつも思ってることなんだけどなぁ。あんまり印象に残ってなかったな。何でだろう?


きっと俳優やスタッフの上手い下手じゃなくて,好き嫌いの問題なんだと思う。


きれいな女優さんをずらっと並べていて,とっても華やかなんだけど,イマイチ心に響いてくる言葉みたいなものがなくて,誰に感情移入すればいいか探りながら見た感じがした。


むしろ,男性陣のほうがリアル。
勇也の「バイトくん呼ばわり」されることに対する苛立ちやちょっと調子に乗って書いたデザイン案をオギさまに一蹴されてあっという間にやる気を無くすあたりに共感したり(もちろん仕事はそんな簡単に行くはずないんだけどね,ああいう風に思っちゃう瞬間ってあるし,仕事を休むことはさすがにしないけど,相手にされてねーなって思ったら,この会議には参加するだけ,頭は一切使わないって決める瞬間は私にもある),遊びに行っていたことをミナミに白状せずにはいられない気持ちにもまた共感したりした。


一つだけ,私がミナミだったら嬉しいだろうなと思ったのは,合気道の型を勇也と並んで一緒にやるところ。別に女を磨くためでも男をゲットするためでもなく始めた趣味に,ああいう風に興味を持ってくれる人がいたとしたら,私だったら嬉しいと思うな。誰かと一緒にいるっていいなって思うような気がするな。
だけど,あそこのナレーションは勇也なんだよな〜。あの場面で,この1秒がもうちょっと続いてもいいかもって思ったのは勇也なんだよな〜。
私,なんだかんだ言って勇也のほうに共感してるのかも。


亀ちゃんは,ホントに演技上手くなったな〜。ブレないから,安心して見ていられる気がする。
今岡さんとのやり取り(今岡さんのうちに転がり込むところとか,商談(笑)成立で握手するところとか)は笑えた。あと,着ぐるみを着て踊るところ。腰振りサイコー(笑)。
勇也に共感しながら,勇也が仕事とか一生懸命やることに目覚めていくプロセスみたいなのを楽しみたい。