「SIGNAL」通常盤感想

不在の間にたまった仕事を片付けていたら,うっかり職場で「サプリ」の時間を迎えてしまいました。あー,これじゃ今日中に2話分攻略するのは無理だわ...と断念。代わりに,職場に届いていた「SIGNAL」をゲットして,帰ってから聴いています。


2ndシングルにダンサブルな曲を持ってきたことについては賛否両論あるようですが,個人的には「SIGNAL」けっこう好きなんですよ。上ぼ→じゅんの→仁亀→ゆっち→聖でつないでいくところなんか,特に。すでに「ウタワラ」を2回分見ているので,聴いていると絵が浮かんできますしね。
そういえば,亀ちゃんが「ザ・テレビジョン」の対談で歌詞の「きまじめ過ぎても,望む場所に立てない・・・」という部分に共感できるって言っていたのを読んで,ちょっと嬉しくなりました。あそこの部分は,聴くたびに私も「ホント,そうなんだよな」と思っていたので。
ちなみに,その前の「癒されちゃ物足りない・・・頑張るだけじゃ救われない・・・」っていうところ,オリスタのドーム2daysの感想部分に書いてあったのと一緒ですよね?


「だからこそ、彼らは時代を牽引するだけの力を持つ。癒されるだけではモノ足りない,マジメに頑張るだけでは救われない時代に,ダイレクトに日本中を震撼させているのだろう」


っていうKAT-TUN評。あれを読んだときに,すごいな,KAT-TUNは時代を牽引しちゃうのか,日本中を震撼させちゃうのかって驚きながら,これ以上ないくらいの誉め言葉だなとは思ってました(大げさ過ぎるだろ,とも思いましたけどね〜笑)。にしても,歌詞に使ってくるとはね(笑)。
もちろん,そういう時代だからKAT-TUNが求められる,という解釈は妥当だろうと思います。でも逆に,そういう時代であることを一番感じているのは彼らで,だからこそKAT-TUNの人気が出るんじゃないかという気もするんですよね。癒しだけでも頑張るだけでもダメな世の中の空気を若いながらも経験として知っている彼らが歌うから,そこにリアリティが生まれて,支持されるんじゃないかな,と。


とかまあ,いつものとおり理屈っぽく聴いていたんですけど,次の「I'll be with you」を聴いたら,全部吹っ飛んじゃいました。すっごくいい曲で。上手く言葉にできないんですけど...心にしみこんでくるって言えばいいのかな。


私は,自分は弱ってるとか疲れてるとか癒されたいとか,日々思っているようじゃダメだと思っています。仕事だけじゃなくて,日常生活自体がね,まわっていかないと思うんです。麻痺しちゃってるところもあるのかもしれないけれど,仕事が忙しくてもそれなりに楽しんでるし,例えば人間関係がちょっと上手くいかなくたって,まあ人生そんなもんだろうと思って暮らしている気がします。別に特別無理しているわけでもなんでもないし,自分は他の人に比べたら我慢とか頑張りが足りないほうだと思っているくらい。
でも,この曲を聴いたら,なんだかすごく肩の力が抜けたような気がしたんですよね。歌詞のどこがいいとか,メロディのどの部分が好きとか,そういうレベルじゃなくて,日頃頑張ってたら,時には肩の力を抜いてもいいのかなって思えたというか。


あとは,純粋に嬉しかった。“KAT-TUNだから”というのではなくて,理屈ぬきに,無条件に「素敵な曲だ」と言える曲に出会えたことが。そして,KAT-TUNってこういう曲を歌わせると最強なんだよって胸をはって言えると思って。
ここを読んで下さっている方はもともとKAT-TUNファンの人ばかりだろうと思いますが,この「I'll be with you」は,特にファンではないという人にもぜひ聴いてもらいたいです。彼らのいいところが味わえる曲だと思うから。
仁くんの声,いいなぁ。CDを聴いていて初めて,仁くんの歌い方いいなぁ,曲に合ってるなぁと思いました。今までは聴けば聴くほど「もっと歌上手いはずなのに...」って思ってしまっていたので。亀ちゃんの甘めの声も,すっごく合っていて,本当に好きです。


「SIGNAL」と「I'll be with you」を続けて聴くと,励まし方にはいろいろな形があるのだなということを実感します。きっと日頃いろいろな形で頑張っている彼らが歌うからでしょうね。心にすっと入ってくる気もします。「I'll be with you」もテーマソングとして浸透していくといいな。24時間TVのイメージがすごく優しいものになると思うから。
2ndシングルを聴いていて,私たちの青春ソングって言ったらKAT-TUNじゃん,と言える世代の子たちが心からうらやましいと思いました。


うーん,久々に語ったら長くなりすぎてしまいましたよ...ごめんなさい!