キミたち,すごいね

「僕らの街で」の2番で「う〜む」とうなり,「Le Ciel」のX'mas Remix 5 versionを聴いて,完全に脱帽。最近ここまでハーモニーで勝負する曲を並べてきた歌手ってなかったなと思って。聴き終わったときに最初に感じたのは,音楽だけで食ってるグループじゃないのに,ここまでやっちゃうのかという純粋な驚き。ジャニーズだとかアイドルだとかといった枠は,とっくに飛び出しちゃってるんですね,彼ら。今のKAT-TUNを取り巻く様々な要素をとりあえず脇に避けて,一R&B好きとして楽しませてもらいました。


5人の頑張り,特に上ぼの歌声には,かける言葉も見当たらないくらい。
亀ちゃん,「パワーダウンしたって思われたくない」って言ってたけど,そんなこと全然思わなかったよ。今のKAT-TUNに本来あるべき声がないことは,厳然とした事実で,しかもとても寂しいことではあるけれど,それはパワーダウンしたっていうのとは違うんだと思う。CDを聴いて,初めて実感した気がする。
そして,これが私にとっては一番大事なことだけれど,いつでも俺たちはKAT-TUN!というメッセージを,テレビや雑誌で直接言葉にしてくれるより,ずっと明確に受け取った気がしました。


それにしても,「僕らの街で」より「Way of Love」,「Way of Love」より「Le Ciel」と,聴き進めるにつれて安心感みたいなものを感じるようになって,オリジナル曲ってホントに偉大だと思いました。なんだかんだ言っても,やっぱりKAT-TUNらしさみたいなものを一番強く感じられる気がして。


もちろん「Le Ciel」は涙なしには聴けないわけです。私にとって「Le Ciel」の絵は海賊帆のときのもので,CDであんなにスローテンポになっているのに,映像を思い出してばかりでした。


出だしの亀ちゃんの声を聴きながら,彼が客席の上のほうに視線を飛ばしながら歌っている様子を。
「Run!Run!Run!Run!」のフレーズで,客席を煽りながら歌う6人を。
上ぼの歌声を聴きながら,仁さんがかすかに微笑みながら歌い上げている様子を。
聖のRAPを聴きながら,聖がRAPに合わせてダンスするところを。
亀ちゃんの「イェー」で,やっぱり仁さんを...


「そんなこと言われる筋合いねぇし」とキレられそうだけど,一言だけ。


バカ!早く戻ってこい!(泣)