「喜びの歌」CD&PV感想

昨日から今日にかけては,ひっさびさにKAT-TUN三昧でした。

まず,TV誌を大人買い。これは若干余計だったというか,雑誌を大人買いしてどーすんの,という感じではあるんですけど...この感想はまた後日。
帰ってきて,テレビの前に直行し,「喜びの歌」のCDとPVを散々リピって,今朝は出かける前に「カートゥンKAT-TUN」の「喜びの歌」初披露部分をチェックしてから出てきました。


で,帰宅してから「特急田中3号」の先週放送分をようやく見ましたよ。一郎がすごくステキで,というか,一郎を演じている聖がステキで,何だかいっぱい笑ったり,ほろっとしたりしちゃいました。予告の亀ちゃんもチェックしましたよん。


というわけで,いろいろ書きたいことがテンコ盛りですが,まずは一つずつということで,NEW SINGLEの感想から。


衣装もセットもダンスも,曲調とかドラマのテイストと全然合ってないよ?と思ったりしつつも,やっぱり6人揃ってダンスしたり,カッコいい衣装着てくれたりすると,とにかく嬉しい。もうそれに尽きます。


出だしのエレベータの意味がさっぱりわからないながら,あそこのみんなの表情がカッコよくて,ゾクゾクしたりします。特に亀ちゃん。あの突き放したような,でも観られていることを意識している表情がイイ。


亀ちゃんのノースリーブの衣装,久々な感じがして,嬉しい。二の腕が太くなったから,ああいうのが似合う気がします。どんだけ開けてんの!と巷で評判の(笑)仁さんの衣装ですが,テーラードのジャケットの着崩しとシャツの前はだけがあれだけしっくり来るのは,やっぱり仁さんをおいて他にいない!ちっとも貧相にならず,下品にもならないって,ホントすごい。
さて,いつもだったら仁亀どまりですが,今日はもひとつ追加,というか,こちらがメイン。私,聖の衣装とサングラス姿,実はかなり気に入ってます(笑)。やっぱり聖はああいう不良に片足突っ込んだ(爆)衣装が似合う!


歌いだしが,亀ちゃん,仁さんのアップなんだけど,カメラを引くと仁亀が背中合わせで歌っていることがわかって,まずそこに言いようもなく感動。
そして,その次のフレーズで迫力満点の聖が前に出てくるところに,また感動。私の中の聖のイメージって,一番最初から真ん中にいたり前にいたりするんじゃないんですよね。そうじゃなくて,後ろに控えていて,ここぞというところで存在を主張するのがすごく合っていると思うんですよ。RAPと同じことなんだと思うんですけど。画面も音楽も,聖がいることでピリッとする。そういうのがすごく好き。特に今回のRAPはキレ味が最高だと思います。"Kiss me, baby."なんか,何度聴いても,ゾクゾクする。


実は二の腕フェチの気がある私は,途中でじゅんのがこぶしを突き上げるところを見逃しませんでした。あそこのじゅんの,すっごくカッコいい!後半部分で亀ちゃんが歌っている後ろで,T-Tコンビが絡んでいるところがありますよね。あれもまた,観ているとすごく幸せな気分になります。
ライブでしか観られない上ぼの花が咲いたみたいな笑顔が垣間見られるのも嬉しい。ゆっちは今回はHBBがそれほど目立っているわけではないんだけど,その分,途中で魅せる手のきれいさが印象的。
亀ちゃんがソロで両手を広げるショットがありますよね。あの画もすごく好きです。


何となくですけど,曲のイメージに沿うとかストーリー性を持たせるとか,そういうことを全部放棄したPVに見えるんですよね。それぞれ一人一人を画で表現するときにどうすれば最高の彼らを魅せられるかということのみを気にして,作り上げたもののような気がします。だから,よくわかんない...けど,カッコいい,という感想を持ったり,何度も何度もリピってしまったりするのではないかと。


そんなPVですが,途中一ヶ所だけどうしても歌詞とシンクロしてとらえてしまう部分があって,それはラストの“ちゃんと俺がいるから”のところでした。あそこでは,6人とも「俺」をそれなりに表現しているのだけれど,画面でクローズアップされているのは仁さんで,しかもその仁さんが一番明確に自分を指差しているのが,すごく印象的でした。そして,そのことがとてもしっくり来ることにも。


どっちかというと,これまで「俺」とか「約束」とかいうものを明確に表現してきたのって聖とか亀ちゃんのような気がするし,逆に仁さんはそういうのを避けてきたように思うのです。「ちゃんといるかどうかなんてわかんねーし」「そういうのはそんときの気分で決まるんだよ」という雰囲気が充満していたというか。
亀ちゃんは「いるって約束したからね」と言って,ちゃんとそこにいてくれそうだし,聖は「いるかどうかなんてわかんねーよー」と言いながら,でも絶対そこにいてくれそうな気がする(気がするだけです)。だから私は,亀ちゃんとか聖とかが好きなんだと思うんですよね。
それに対して仁さんは,そのときが来るまでちゃんとそこにいてくれるのかどうかわからなくて,でも期待していなかっただけに姿を見つけたときの嬉しさは何者にも替えがたくて...という感じだった気がします。そして,そういう危うさみたいなものが彼の魅力なんだと,ずっと思いこんでいました。


だけど,あのシーンを見ていて,仁さんが「ちゃんと俺がいるから」とはっきりきっぱり言ってくれるのって,なんかいいなって思いました。とても安らかな気持ちになれるというか。もちろん歌詞の一部でしかないわけだけど,危うさだけが彼の魅力ではないのだということに気づかされた気がします。約束に縛られてしまうのはつまらないけれど,でも,ちゃんといてよね,と思う。


で,その後,「そばにいるから」の「そばに」のところでは,ちゃんと亀ちゃんが映ってるんですよね〜。しかも何か明示的に表現するのではなくて,単にカメラのほうをちゃんと向いているだけ。視線がこちらを向いているだけ。でも,それは「そばにいる」ということばを信じたくなる視線で,それだけで十分だったりする。


こちらが深読みしているだけなんですけど,あぁうまく出来てるなぁ,と思いました。


PVを散々見た後,今度はCDに切り替えたんですが,カップリング曲の「Your Side」が,思っていたよりずっと良いです。渋くてステキ。歌詞というより,メロディとRAPのバランスが最高。HBBがスパイスですごく効いているし。亀ちゃんの少しかすれ気味の声も,聖のアイドル声も,もちろん,上ぼの少し甘い声もじゅんのの案外押しの強い声も,全部合うんですけど(ゆっちはHBBの印象のほうが強烈),この曲を聴いた瞬間,あぁ,仁さん!と思いました。あのビブラートをかけて,でも少しだけ抑え気味の歌い方が最高に合う曲で,久々に自然に仁さんを感じながら聴きました。...わかってもらえるでしょうか,この感覚。仁さんに変にこだわったり彼の声を探すんじゃなくて,ごく自然に,あの声が入ってきて,心から曲に合っていると思えるというか。
KAT-TUNってこういう曲も歌えちゃうんだよな〜,と,何だかとっても嬉しくなりました。