TOUR2007 "cartoon KAT-TUN ? You" 東京公演 6/2 感想[1]

風邪をひいちゃいました...(泣)
聖と一緒です。ごっくんするのが異常に辛い上に,熱っぽい。


週末までには何とかせねば...(焦)


大変遅くなってしまいましたが,東京ドーム公演の感想です。
いらっしゃれなかった方に会場の様子が伝わればいいな,とか,いらした方があの興奮を思い出せればいいなとか,いろいろ願いながら書き出した感想ですが,終わってみたら,やっぱり一個人の,しかもえらく局所的な感想にしかなりませんでした。毎度のことながら,スミマセン...
しかも,2日と3日の記憶がごっちゃになってしまったりもして,いつもにも増してあやふやなものになりそうですが,お許しくださいませ。


まずは,2日の公演から。


今日は天井席。メインステージも,アリーナも,恐ろしく遠い。
KAT-TUNが初めて東京ドームでコンサートをやった昨年3月,私は2階席にいた。あの時と同じような景色。遠いってわかってたけど,やっぱり遠いなー!と明るく愚痴ってみたりする(笑)。
でも,懐かしいなと思ったのも確か。1年経って,また戻ってきたよ,と思ったのも確か。KAT-TUNなら座っているところなんて関係なく楽しませてくれるはず,と心のどこかで信じていたから。


そして,もう一つ。6人揃ったステージはどんなものになるのかが,楽しみでもあり心配でもあった。
全く新しいものを作り上げてくるのか,それとも「5+1=6」なステージになるのか。仁さんはどんなソロを入れてくるのか。新アルバムの曲と既存曲の割合はどうなるのか。今まで5人で歌っていた曲を6人で歌ったら,雰囲気はどんな風に変わるんだろう。知りたいことは山ほどあった。あと少し待てば,それはイヤでもわかるはずだった。
天井席からアリーナやステージを見下ろしながら,いろいろと思いを馳せる。


6匹登場

開演5分前。K,T,T,U,Nの人形が出てきた。続いて,ブルドッグも出てくる。いよいよ,コンサートが始まる。
ところが,他の5匹が花道に散らばっても,Aだけ出てこない。KとTの間はちょうど一匹分空いたままだ。会場が,少しざわつく。まさかさ,製作が間に合わなかったとかいうことはないよね,と思う。仙台のアンコール写真を大阪でさっそく売り出した事務所だよ?2ヶ月あって,間に合わなかったはないよね?...それとも,こんなところでブランクの大きさを感じさせちゃったりするのか?
あーでもないこーでもない,と考えて,ブーたれようとしたそのとき。


あ,出てきた!
Aが出てきたーーっ!!!
客席から,割れんばかりの大歓声。


Aの人形は,まるで仁さんが自分で着ぐるみを着て,慌てて出てきたような風情で登場した。今,裏で慌てて着ぐるみを装着しました,という感じ。“えー,自分で着て出るのかよ。聞いてねぇ!”という叫び声が聞こえてきそうな感じ(あ,もちろん本人達は入っていないので,あくまでもそんな感じ,ということだけど)。そして,頭に手をやりながら“わりぃ,遅れちった”的なしぐさで周りの人形に謝っていた。その様子が,まるっきり仁さんで,笑える。


その後スクリーンで展開される「注意事項」にも,ちゃんと6匹揃って登場し,仁さんも変声(?)でナレーションをしていた。でも,ここは何と言っても上ぼの声が最高にキュートで,毎回それに全部持っていかれている気がする(笑)。


キミ達がいる。素晴らしすぎる。

そして,音楽が流れ出した。待ちに待ったオープニング。いつもの通り,Jr.から登場するのだが,今日は残念ながら彼らを観賞する余裕ゼロ。主役の6人が登場するのを固唾を飲んで待つ。
とうとう"SHE SAID..."のイントロが流れ,スモークで覆われた舞台の下からせりあがりに乗って姿を現したのは...


6人だった。


ツアー開始からずっと待ち望んで,なのに名古屋でも仙台でも見ることが叶わずにきた景色だった。いるべき人がいるべきところにちゃんといる。たったそれだけのことなのに,気づいたら胸の前で両手を握り締めていた。世の中の全てのことに感謝したい気持ちになる。
亀ちゃん,仁さん,聖がサングラス,上ぼが伊達メガネで登場。亀ちゃんの場合は,瞳を見たいので,実はサングラスをかけないほうが好きだったりもするのだけど(ワガママでごめん!),仁さんと聖はサングラスのほうが圧倒的にカッコいい。特に仁さんは,サングラス姿だと,ずっとずっと安定感が増すように思う。
衣装を着てサングラスをかけて圧倒的な存在感を漂わせる,いつもどおりの仁さんが,そこにはいた。そして何より,6人が6人とも最高にカッコよくて,誰も引っ込んでいなければ出っ張ってもいなかった。


キミ達がいる。世界は,それだけで十分素晴らしい。


変顔バンザイ!&上ぼの笑顔,そしてバンジー仁!

亀ソロが終わったあと,「ズームイン」でも紹介された一人ずつのワイヤーアクションがある。あの前に,「WANTED」という表示とともに,変顔をしたメンバーの写真がスクリーンに映し出されるのだけど,じゅんのの写真が聖に詰め寄られる風で,なんだか楽しい。T-Tコンビ,ホントに良い感じだ(笑)。亀ちゃんの「あっかんベー」写真もキュート。それに加えて,ゆっちがYou&Jの会報にも載っていた「あははは」な笑顔を披露。あれが,もう最高にキュート!変顔のオンパレードで,観ている人をこれだけ幸せにできる彼らってホントにすごい,と変なところで感心してみたりする。
そうそう,追加された仁さんは,ウェットな髪でサングラスで前髪を上げたスタイル。彼だけ,普通にカッコいいので,ちょっとつまらない(笑)。あれで変顔してくれたら,もう完全に仁さんに堕ちたんだけどな(堕ちてもらわなくてけっこう,と真顔で断られそうだけど)。


さて,スクリーンで楽しませてもらった後は,ワイヤーアクション。回数を重ねて慣れてきたからか,だんだんみんなの動きがクリアになってきて,観やすくなった気がする。このシーンは,何と言っても,上ぼの笑顔に限る!みんなが身体を張ってパフォーマンスしているのは百も承知で,でもやっぱり思う。上ぼの笑顔が最高。もうこぼれんばかりの笑顔で,Vサイン。マンガだったら,顔の横に,確実に「キャハッ」って書いてあるような,最高にキュートな笑顔。KAT-TUNのコンサートは,あの上ぼの楽しくて仕方なさそうな表情が見られるから好きなんだよな〜。あれを観られただけで,会場に足を運んだ甲斐があるというものだ。
さて,その後,えらく神妙な面持ちの仁さんにスポットが当たって,十字を切ったと思ったら,突然パンジージャンプを披露。いや,驚いた。えー!だった。バンジーをやる直前,十字を切っただけで終わりにするつもりかと疑って,一瞬“なんでもいいから,何かやれーっ”と叫びそうになってしまった,なんて口が裂けても言えないや(←言ってますがな。汗)。仁さんゴメン。「仁さん=省エネ」って完全に刷り込まれてて,条件反射しちゃうらしい(爆)。


ゆっちのHBBはさらに進化

聖ソロの後,ゆっちが登場して,二人が会場の観客に声だしをさせる。そして,“声が出てるご褒美に,ゆっち,HBB聞かせてあげなよ”と聖がふって,ゆっちがおもむろにHBBを披露するという構成になっている。ゆっちのHBBは日に日に進化している感じがするのがとにかく驚きで,名古屋でも仙台でも,感心させられっぱなしだったのだけど,今回のドーム公演ではまたさらにパワーアップしている気がして,ただひたすら感心していた。
構成自体は,おそらくツアー中変わっていないはずだけれど,この日は,首を鳴らしてみせた後,わーっと拍手が起こると,スクリーンに大映しになったゆっちの表情が,ふわっと笑顔に変わった。まるで,大輪の花がゆっくり花びらを開くかのように。そして,“あー,よかったー”と言う。その嬉しそうで,優しそうな表情を観られると,こちらも何だかすごく幸せな気分になった。ゆっちの笑顔には,観ている人を幸せにする力がある。


MCはまだ本調子じゃないかな

ゆっちの“東京ドームはほぼ1年ぶりなんですよね”からMCは始まり,“KAT-TUNとしても久しぶりですけど,何と言っても,赤西が戻ってきましたよ!”と続く。客席の大歓声に応えた仁さんの第一声は“皆さん,お久しぶりです!”
仙台のときとは全然違っていた。拍子抜けするくらい普通だった。でも,何事もなかったようでありながらも,何てことない挨拶を噛んじゃったり,ちょっぴり照れくさそうだったりもした。


これまでのツアーと同じで,ドラマや冠番組ネタ中心にMCは進む。
仁さんは,とにかく絡みたくて仕方ないようで,事あるごとに絡もうとチャレンジするのだけど,そのたびにタイミングを外したり,強引にネタ振りしてしまったりして,失敗に終わる。仁さんが口を開くと,他のメンバーが言わせてあげようと一瞬静かになるのだけど,そこで仁さんが必ずと言って良いほど言いよどんで空白ができてしまうので,余計本調子ではない感じがにじみ出ていた。でも,聖が「半年のブランクを感じさせますけど」と拾ってあげていて,何となく笑い話になる感じ。


名古屋・仙台から増えていたお題は,ゆっちが「スシ王子!」で演じるのはどんな役か?というやつ。“蜆汁のダシの役ですよね(by上ぼ)”とか“「スシ王子!」だけに魚の役らしいですよ(by亀)”とか,みんなが好き勝手なことを言うと,ゆっちが“そうそう,そうなんですよ”と受けて,途中まで説明してから“コラーーーーー!違うよ!”と落とす,というのが基本パターンらしい。かなりのムチャ振りでも頑張って応えるゆっちが,とてもケナゲだ。
そろそろそのネタも終わりかなと思う頃,じゅんのが突然“チョコチップ?の役なんですよね?”とムチャ振り(突然すぎて,なんて言ったか覚えてません!じゅんの,ゴメン!)。当然のごとくキレイにスルーされると,スルーされたのに嬉しそうなじゅんのの顔がスクリーンに抜かれた。聖が“お前さ,なんで放置されてんのに,そんな嬉しそうなんだよ”といじってあげていて,そのやり取りがとっても可愛い。T-Tコンビの仲良し度がどんどん上がっていくような気がして,見ていてとっても嬉しいのと,聖の拾い方(これはじゅんのに限らず)がとにかく鮮やかで,感心する。