ただ何となく,好き

半ば意地で録画だけは続けていた「流星の絆」をようやく見始めました。


自分でも,なんで今さら?と少し不思議なのですが,急にニノの演技を見たくなってしまったんですよね。
実は,年末から天童荒太さんの『悼む人』という小説を少しずつ読んでいたのですが,これを映像化するのであれば,主人公というか「悼む人」と呼ばれる青年の役はニノがいいな,とふと思ったんです。
あー,でも「映像化するのであれば」という戦略的な感じでもないんだよな。何となく作品を読み進めるうちに,ニノのことを思い出して,会いたくなったといったほうが近いかな。もちろん「会いたくなった」というのは比喩的な表現ですが。「悼む人」の神秘的な感じとニノのたたずまいがかぶるのかな。


流星の絆」はそういう神秘的な感じは一切ないですが,でもコメディをやりつつ,裏には別の感情がうずまいている,というのを説得力を持たせた形で表現できる二宮和也という俳優さん(あえてこう呼びますが)はやはりすごいと思うし,私はそういう彼が好きです。演技が上手いから,ではなくて,あの雰囲気が,ただ何となく,好き。そして,「流星の絆」に関していえば,ああいうホンを書いてしまうクドカンさんにも脱帽です。ただ,あのホンがああいう感じで映像になるにあたっては,やっぱりニノに負うところが大きいような気もしましたけど。


...とまあ,つらつら書いていたら,ニノ絶賛記事みたいになっちゃいました(爆)。


ゲームニッキが続いていたら,最高だったんだけどな。事情が全然わからないままに勝手なことを言いますが,あの連載のファンだったので,今かなりの喪失感と闘っています(おおげさー/苦笑)。