"夏草や兵どもが夢の跡"

というのは芭蕉の有名な句ですが,今朝起きたときの感覚はまさにそんな感じでした。昨日まで東京ドームでお祭り騒ぎだったのがウソのよう。きっと東京ドーム周辺ももう何もなかったように静かなのだろうなと思ったのですが,出勤時に通ってみると,今日が撤収日だったようで外に大型トラックがずらっと並んでいました。昨日までの出来事は夢じゃなかったみたいです(当たり前ですが...苦笑)。

世の中の多くの人々がそうであるように,私もまた余韻に浸っている場合ではないのですが,さすがに今日はなかなか仕事に集中できないですね。アルバムを聴きながら仕事をしようとすると,昨日までに見たいろいろなシーンが蘇ってきてしまって仕事が手につかなくなる。でも,KAT-TUNと全然関係ない音楽を聴きながら仕事をする気分にもなれない。うーむ,困ったな。

でも,実はファン的にもこの13daysの余韻に浸っている場合ではなくて,もう夏ツアーのほうに気持ちを切り替えている人も多いのだろうと思います。次のツアーに行くためにまたみんないろいろと頑張るのだろうな...なんて思ったりもします。まあ,いかにも他人事的に語っていますが,私も頑張らなければならないうちの一人なわけですけれど。でも,昨日帰る時に,今回のチケットをとるためにどれだけ頑張ったか,夏ツアーに向けてどれだけ頑張っているか,という話を熱く語っている人がいて,そのあまりの頑張りっぷりに,草食系ファン(爆)の私は言葉を失いました。元々宝くじを買う気分で申し込んでいるチケットですが,こりゃ当たったら奇跡だわ...

「平等」ってすごく難しいことだけれど,それでもなお,一人でも多くの人が彼らのライブを見ることができて,そして「カッコ良かったね」「あのパフォーマンス,素敵だね」と感想を言い合えたらいいなぁと思います。私も1回でいいから,アリーナクラスの会場でのパフォーマンスを見られたらいいなと思います。当たりますように。