「妖怪人間ベム」第1話 感想

久しぶりに「野ブタ。」の感想を見返してみたら,納得いかないとか,ここがおかしいとか,けっこう文句ばっかり書いていたことに今更ながらに気づいて,我ながら可笑しかった。でも,やっぱり書いておくって大切なことだと思った。長いことファンをやっていると,いろいろ言葉にしにくい塵というか澱というかも増えてきてしまうわけだけれど。
昨日は,視聴率とか全体的にどうだとか,漠然とした話しか書いていなかったので,第1話の感想をメモ書き程度に。(2011/10/25記)


  • オープニングの歌声にびっくり。一度聞いただけじゃ亀ちゃんってわからなかった。「ハウルの動く城」のハウルの声を最初に聴いたときに「木村くんっぽくない!」と思った以来の衝撃(わかりにくいたとえですみません)。
  • 実写にすると妖怪人間に変身したときの3人ってウルトラマンの世界だな...と思う。怖いというより,“戦隊もの!”という雑念が...
  • ベロの“ごめん,ごめん,もう人間と友達になるなんて言わないから”“今の,人間っぽーい”に癒される。
  • 「お箸の持ち方が上手だね」と誉められて,本当に嬉しそうに笑う3人。あそこだけは,号泣寸前まで行ってしまった(寸前で止めたけど!)。
  • 夏目家でものすごく微妙な表情で座っているベムとベラが,それだけで最高に可笑しい。そのあと,夏目さんのイントネーションを直すベムはさらに可笑しい。亀ちゃんが番宣で“笑いあり,涙あり...”みたいなことを言っていて,実は猛烈に心配していたのだが,これなら良い! 最近,2枚目キャラが突如として笑いを取りに行くという芝居が多いように思うし,どこかで脚本家の井上由美子さんが「今はどこかでわかりやすく笑いを入れないとウケない」というようなことをおっしゃっていたので,このドラマもそうなのか...?と思ってしまっていたのでした。すみません,ごめんなさい。明示的に3枚目のキャラを入れるより,ああいう風にクスっという感じを大切にして欲しい。
  • 3人とも気持ちが昂ると変身してしまうという設定だが,ベムがこらえきれなくて変身してしまうのに対して,自発的に,というかコントロールできた状態で変身している感のあるベラ。男性と女性の違い,なのかな。ベムって冷めてそうに見えて,ちっとも冷めてない。そういうところの作りも丁寧だなと思う。
  • ベムが人間になってやりたいことって,あの3人で本当の家族として暮らすことじゃないか,とふと思う。違うかな。
  • KAT-TUNの主題歌"BIRTH"。歌詞はドラマの世界観とリンクしているようだが,メロディが想像していたのと全然違って,ちょっとびっくりした。もうちょっとダークな感じでくるのかと思っていたのだけど。「怪物くん」の主題歌の"Monster"の印象があったからかな。まあでも,曲の感想はフルサイズで聞いてから改めて。